2015年12月31日木曜日

世間に溢れる商社不要論の本質を正しく捉えましょう。

おはようございました。

世間様は正月気分ですが、私はやっと手に入れた休日…それど頃じゃない有様です。
何故にこんなに時間が無いのだろうか?
大体は金で解決できる事なので、全ては貧乏が悪いのです。
と言うよりは、ここ20年程の日本における労働賃金の低下の波が私みたいな連中にまで効いてきているのです。
バブル期引きずっている連中が、能が無いので口先で働かずに生き延びようと必死なのですよ…おまけに役員・役職になっているから性質の悪いことと言ったら…。こういう働こうとしない輩は全員処刑できませんでしょうか?
また、世界の今の惨状を創っている元凶はウォール街の連中でして、こいつらが最悪の戦犯かもしれません。
働こうとしない輩は全員処刑して投機目的の金銭授受を全面禁止っていう制限つけるべきだと思う今日この頃です。
投資するなら良いですが、あいつらは完全に投機目的で戦争起こしてますからねぇ~。

そう考えたら、働かない癖に金を貪ろうとする銭ゲバが全ての元凶だという事は明白な事実ですね。
ココを見た皆さんは“知恵も出さない、体も動かさないのに金を貰おうとはしない”でくださいね。
自らの手を汚さずに金を貪る事、それを広義で詐欺と称するんですよ?


さて、そんな事実を唱えた麻生元総理をコテンパンにしやがった世の中では、基本的な幼少からの道徳観念からやり直さないと既に手遅れですよ?って話はさておき本題。

世の中になんとなく流れ始めている商社不要論
この本質を捉えている人はどれだけいるのでしょうか?
一般的かつ残念な見解で、“中間に搾取している連中が居なくなったら販売と小売が儲かるよね?”とか言うキチガイ染みた考えが蔓延していますが、それは大きな誤りです。
商社が既に商社の体を成して居ない。ならばそんなもの要らない。
これが最も正解に近い内容です。

商社の必要だった背景をしっかりおさらいしましょう。

  • 物流が煩雑だったのを一本化して効率よく生産者から消費者に届ける需要
  • 購入者は同じものを大量に購入したい時に、気軽に対応してくれる会社が欲しい
  • 生産者は景気・不景気に関わらず一定の生産に対する確実な買取で、生産安定性を確保したい
  • 特定の分野において様々な品種を扱い、その分野について質問をすればすぐに良い答えが返ってくる
  • 取り扱い商材とそれ以外の物が組み合わさった時でも、有償で問題解決に至るサポートをしてくれる
  • もし取り扱っていない商材であっても、上手く入手できそうなら手を広げてくれる余地がある
  • 相手にする面子が一人で済むという絶対的な安心感(←ココ最重要)


最低限度こういった背景があって商社は生まれたのですが、今の商社や営業さんって、これをどれだけ満足できているでしょうか?殆どできていませんよね?


  • 押し売りして、次は何時買いますかと聞いてくるばかり。
  • たまに注文したら品切れです。納期は○ヶ月後です。
  • これで問題解決ができるといいながら商品渡されて、技術的なサポートが無い。
  • 技術的な事を問い合わせてもチンプンカンプン。
  • あまつさえ、客の使い方が悪いと逆切れで一蹴して終了。
  • 営業相手が毎回変わって一体誰を相手にして話したら良いのかすら分からない。
  • 営業が外れに当たった日には商社を変えるしかないのだが、手続きが超絶に面倒くさい


そりゃあ商社なんてストレス溜まるだけだから、ネット販売で済ませられてしまっても文句言えません。
こんな会社にしたのは誰ですか?もしあなたが商社にいるなら一躍を担っているのは間違いありません。

  • 商社は営業して在庫管理すればいいだけではありません。
  • 生産者と消費者の間(不満とも言う)を繋げて何ぼです。
  • 生産者に丸投げ、消費者を無視というような何もしない商社は必要ありません。

これ、派遣や建設の元受や、多種多様な業界も同じことが言えるのですが、危機感はありますか?

会社組織が思っている以上に腐敗色が滲んでおり、結構多くの人はそれに気づいてますよ?
こういった腐敗はその業界の住人と普通に話しているだけで色濃く滲み出てくるものです。

少なくとも私や少しばかりの周囲は商社・一部の横流し建設業界や建設コンサル関係、支援金目的で運営する地方の製造業界に知人や関係者を招きたいとは思えなくなりました。

あなたは何で生計を立てていますか?
その生計の立て方は人に誇れるほどの素晴しいものですか?
もし、自らの手を汚す事無く立てているのであれば、それは誇れるべきものではありません。
例え少数であれど手を汚さずに生計を立てる事は、世界の平和を害する立派な悪徳行為だという事を肝に銘じておきましょう。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年12月19日土曜日

仕事と成果の価値基準を再考する

おはようございました。
この年になってようやくどっしりした考えができてきたのですが、仕事や成果の価値基準って言うのは
『あらゆる制限の中で、如何に可能な限り丁寧に仕事をこなせたか?』
この一言に尽きると思います。
と言うよりは、世間様の仕事の雑さが目に余ってきた(自分の仕事の雑さが薄れた分、よく見えて困る)のかもしれません。

仕事の質に拘り始めるのは所謂老化現象の一種かもしれませんが、社会全体の質向上の為に太古の昔より継続されてきた先人たちの知恵でもあります。

特に金銭の授受がある場合においては、仕事に責任が発生しますし、価値の代償としての仕事の丁寧さは義務に近いものがあります。
私は立場上というか、職業柄最近よく異業種間交流をします。
その際に今迄付き合った事のない業者さんとやり取りを行った結果、仕事が雑で今後の取引ができない(育てる価値も見出せない)と思う事が多々あります。
一体どうやって身銭を稼いできたのだろうか?と思える事もしばしば…。

仕事が雑であると、日本においては何も言わずに黙って去られてしまいます。
海外だと結構優しくて、クレーム入れられて賠償金払わされ、契約を継続できるのですが、日本だと何も知らされずに即終了
どこのスペランカーだよ(泣)

恐ろしいですよね…こと商売においては日本人相手が一番怖いと思います。
どこまでが交渉の範囲かだなんて、昔と違ってよう分からんようになってきましたし、雰囲気醸し出さずにいきなり切れられる事もしばしば…沸点低すぎる輩が一気に増えましたよね…。

さて話を戻して、殆どの業態ではリピートのオーダーをしてくれる客が主たる収入源です。
なのですが、ほとんどの営業(と言うよりはその組織形態の方々)は目先の金銭に目を奪われてしまい、その先にある信用というもっと重要な価値が見えて居ないのです。
短期的目標ではこの価値は表現されませんし、会社の看板や目標に『value』という字を掲げておられる会社も多いのですが、実態は経営している本人たちが一番理解できていないのかもしれません。
日本人的思考からすれば、value=値だから単純に値段じゃねぇの?誤解されるので、この文字は非常に良くないと思うのです。
英語特有の様々な物・事象の価値に値する多目的な感覚ですが、日本語だと表現が結構難しいです。
感情を発声して終わりの英語文化と記録して残したがる日本文化の大きな文化の壁ですよね…。


仕事の丁寧さは価値の一つです。
しかも中長期で効いてくる価値であり、短期的な回収がとても難しい内容です。
残念ですが、昨今の社会情勢では目先の数値目標に目を奪われ、その先のもう一歩を踏み出す事ができる企業はとても少なくなってしまいました。
これは会社の経営側だけでなく、社員側にも問題があり、声を上げて発言をするような方がかなり減ってしまっています。
この問題の背景は、日本流リストラ『首切り』があり、正社員といえどいつ無職になるか分かりません
日本の会社組織において、上司の言う事が絶対的であり、世間一般の大衆や、ステークスホルダーでも下流に位置する関係者の価値はかなり低い位置に置かれる実態があります。

私の転職8回もまさにこのステークスホルダーに対しての接し方・価値観の違いで引き起こされたと言っても過言ではありません。
私はものを作るとき、最終的に身銭になる相手が何を求めているかが最大の焦点であり、自分たちの価値観なんて最後の最後まで出さないように配慮します。
客は自分たちの目線でなければ接してくれませんし、例え“面倒くさい”であっても敷居が少しでも高くなればその分去ってしまう可能性が急上昇です。
そんな事から、新規顧客が欲しいという組織は往々にして意図しない殿様商売になっている事が殆どです。
価値の創造にはその見えない殿様商売を破壊しなければなりません
しかし、見えない殿様商売こそが実は組織のアイデンティティーと言う場面が非常に多い…。
そのため、客の求めているものを作ろうとすればするほど、組織と乖離してつまはじきに会う訳です。そう、前回言っていたこのホームページの修正も同様です。
そう思えば、この手のネタを書いていなかったので、近々に書きなぐってみようと思います。
そろそろコンサルタントとして独立した方が世間のためになるんじゃないか?という気がしてきた(違

お客様は神様なんて、誰が言ったんでしょうね…実態は上司が神様じゃないでしょうか?

仕事の価値として非常に高い丁寧さも、目に見えて数値化できる“納期”やら“価格”とやらのおかげで無視される方向になってしまい、見える化のしにくい真の価値基準は既に遠くへ捨て去られてしまったようです。

見える化を煽ったメディアやそれに踊らされた頭の残念な経営者の功罪ですね。
見える程度の物で価値が測れるのなら、この世はとっくにどこの誰かに征圧されて平和な世の中になってしまっています。
ですが、人類が生まれて今だかつてまともに統一された事は一度だってありません。
それは可視化できない文化や歴史、物語や信念が渦巻いているからです。

見えないものにこそ真の価値があります。
我々はその価値を見出さない限りは前に進む事はできません。
もし、見える物にだけ価値があると思っているのならば、その残念な思考はさっさと捨てるべきです。
客が最も好むブランドと言う偶像は、あくまでも信用という見えない価値の塊であり、値段ではありません。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年12月18日金曜日

あともう少しで無くなる問題のひとつ

こんばんわ
ようやく一仕事終わり、1日ほどゆっくりできそうです。

ここ数日間、私は超素人であるにも拘らず、
日本技術士会 愛知県支部のホームページを急遽立ち上げ
などと と言う、“本来は素人が手を出すべきではない事”に挑戦しておりました。

え?ホームページ作成をやった事無いのかって?
当然です!!(自信満々)

今回で最低限の物は仕上げたつもりなので、後は来年の予算取れたらwebデザイナーにお願いしようと思う次第です。
そう、予算が取れればね…。
※2015/12/19 追記:ホームページをアップしたのは良いのですが、改修させられる度に“段々と当初のコンセプトとは離れてゆく問題”に気づき、げんなりとしつつある今日この頃。あぁ、やっぱ組織ってこんなもんなんだよねぇ~なんて思ってしまった。


さて、そんな
“お前は来月愛知にいる事ができるかどうかも分からんやんけ!”
なんていうリアルにありそうな怖い話はさておき、今日の話題。


電解コンデンサが無くなれば製品寿命が長くなる野が良く分かる例があったので晒します。
日立製のHf蛍光灯用の安定器です。



他社製品に比べ使用しているコンデンサは然程大きくないので、その気になれば電解コンデンサレスが実現可能です。
そう、後は電気回路設計屋さんの腕次第なんですよね~。
最近メーカーお抱えのレベルがどんどん下がって派遣頼みの組織が常態化しているので、心配ではありますが、メーカーでしっかりと努力をなさっている方は、精進して頂きたく思います。

私は多分メーカーに入ることは叶わぬ夢なので、遠くから眺めておきます。
大人になったら分かりますが、経営を考えながら仕事したり、他社と連携したり、部門間の壁を外して真の合理化を図ろうとしたりする輩は日本ではめっぽう嫌われます
私は日本が弱体化している主たる原因に、今まさにぶち当たっているわけです。
そう大企業病に!!!
誰だ?大企業病なんて言った奴は!!中小企業でもそこらじゅうに在るじゃないか!クソッタレ(涙)


縄張り争いに奔走する犬になるぐらいなら理想を突き通させて頂きたいなんていう妄想を抱いたので、今のような有様になりましたとさ…。

気が向いた方は私に良い仕事を紹介してください。
経営者張りに様々な業務をこなして魅せますよ?っと

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年12月9日水曜日

夢しか語れないのならば、もっと突き抜けろ!

おはようございました。

ここ数日、何の因果か中堅社員研修と称して会社の都合で某所(陸の孤島)に閉じ込められておりました。
そこで商社な方々と話す機会を得たのですが、技術者とは違って具体性の高い近未来の将来像や目標を具体的に描けない方々が多いことに気付かされました。
その反面、具体性の低い大風呂敷を拡げた夢が凄い
(勿論、技術者擬きも同類で、そんなの描けない上に、中途半端な知識のおかげで余計に危ないのですが…)

あぁ、商社では多数派がこんな感じだから海外勢に負けるので、商社不要論が出たり、只の投資銀行扱いを受けるのだなぁ〜と思いました。
日本国外の経営層は殆どがそれなりの工学・専門に関する知識があり、自らの商材に関する深い知識を持ち得ています。日本固有の理系とか文系とかいうキチガイ区分けもありません。
ですので、知らないなら必死になって勉強してナンボの世界にいます。

ですが、残念な事に日本国内ではそんな考えが無く、未だに文系だの理系だの壁を作って聖域化をしたがり、勉強をしない言い訳を作る事に専念しやがるのです。
分からないのを認識しているんだったら、素直にめいいっぱい勉強しろよと小一時間…。
こんなのだから競争力で負けて停滞感醸し出すんだよなぁ〜。

結局はマネジメントや経営側になるためには、最低限のエンジニアリング知識を持っていないと話にもならないのです。
マーケティングは数字と根拠の羅列に夢を重ねるものですし、運用可能なのは具体性の塊+運です。
ですが残念な事にそういう『最低限度の自分が持つべき知識に線引きをしてしまった人が支配的な組織になってしまった』という事実が、昨今の日本組織の弱体化の主要因の一つであるのだろうと再認識した次第です。



技術を知らなくて良いわけがありません。生産する為に必要なものは大方が技術です。
採用は人を見抜く技術の塊ですし、事務も如何に運用しやすいものを構築するか?を問われる技術営業であっても交渉術という技術の蓄積で成り立ちます。
そんなもの持っていると言ったとしても、例えば何かを生産・運用して技術者に依頼するにしても、その合否判断は自らが下さなくてはなりません
最低限度の経営工学知識という技術と商材に関するソコソコの技術的な知識は必須要件なのです。

ですが、そんな状態でお偉いさんになってしまったのなら仕方がありません。
もしその事実に気付く程優秀なのであったら、素直に夢を真剣にめいいっぱい語って実務は他に任せりゃいいのです。そして矢面に立って皆の鉄壁の防御壁なればいい。それだけで充分な価値を創造することができます。
実務者を完璧なまでに守り抜けるのであれば、職場の雰囲気を構築できる要職になる事ができます。
これ、とても重要でして、人の活動を安心して行える職場は社員の満足度が非常に高く、良い成果を延々と生産し続ける事が可能になります。
強いては赤字知らずのクレーム極少、超優良企業への要件に該当します。

さて、そんな当たり前の結論に至れる人は多いのでしょうか?もう少し首を突っ込まないと見えてこないのですが、私は今の時点でお腹いっぱいなので、戦線離脱をさせていただきます。
私がこの研修で知るべき・学ぶべきは彼らに対する適切な誘導方法の構築であって、私が直接手を下して皆の成果を押し上げて満足度を上げる事ではありません。手伝う事をしたら、誰も成長せずに即終了です。世話人(プロモーター)のあり方を問うのが今回の目的(と言うか今の職場の課題)と、勝手に都合よく解釈させて頂きました。
(一緒に居ていて手抜きを見抜いていた方、ごめんなさい。サボっていたわけではありません)

私ぐらいの修羅場経験者・採用人事経験者ならば、少し会話をするだけで能力が大体見えてしまいます。それに本業=デスマーチの火消し役だった人間が、創造性の無い仕事をしていたら火消し役が勤まりません。
ですので、今私が学ぶべきは、初対面かつ意図しない相手と組んだ時に、そこから全体的に学んで成長してもらいながらにして成果を生み出せる方法論の構築だと思います

さて、こんな酷い事に専念しやがる私は悪人かも知れません。ですので、社員研修で最後にお詫びついでに遠まわしな懺悔をしておきました。
この懺悔の意味が分かるならば、これからもよろしく付き合って頂けると思います。酷い野郎だ!と笑ってくれるでしょう。

実際のところ、社会人の成熟度に対する要求は、女性よりも男性の方が圧倒的に厳しいのかも知れませんね。
あ、だから男子会は存在しないし、特定の友人との繋がりを異常なまでに大切にするのかも知れない。
男同士は酒の飲み会はあっても、その先がとても困難です。そう、年齢を重ねる毎に人脈形成できる人の選択が限られてしまうのです。
相手に気に入られてからが、初めての出発ですからね…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。