2017年5月31日水曜日

webセミナーなるものを作ってみた。第10弾蓄電池の利用に関する基礎知識

おはようございました。
今回はリクエストがあり、電池の話にしました。

高いものを買わされてすぐにぶっ壊れた…なんてことは、グローバル化という『騙される奴が悪い的な経済の世の中』では当然起こりえます。
そして、それは産業用太陽光発電が儲からない(騙せない)から、一般家庭に対してZEHという言葉で売りつける時代の到来を意味します。
そう、もう目前に迫っています。
固定設置用のリチウムイオン電池について、使用条件を考えずに販売する悪徳業者もいます。

ですが、災害対策としての蓄電設備は非日常を防ぐ技術として非常に魅力のある技術であります。
予め予備知識を確保して、変なものを買わされないようにしましょう。
真面目に蓄電池を導入したい方のためにも救済措置は必要であろうということで、対策方法を具体的に提示してみました。
約1時間15分です。





少しでもまともな人がいることを願って…。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2017年5月28日日曜日

よく分からないけど、ロギング用冶具を作ってみる

おはようございました。

この年齢になると、よく
「休みの日は何をしているんですか?」
と、聞かれることがあります。
勿論
「だいたいは、無給で仕事してますよ!」
なんて言えるわけもなく、お茶を濁すような返事をしている毎日であります。

現地調査は3時起き、帰ってくるのは22時。
普段は定時に上がりますが、理由は残業代はつかないから。帰宅したら会社でできない本職の勉強

もうね、あほか?と思います。海外だったら年収〇千万円のエンジニアのやっている仕事ですよ?
日本流の世界全体の最低賃金に合わせたいだけのグローバル化なんて大っ嫌いだ!!!
とあちこちで叫びたくなります。

でも、これもあと少し、強制的なインフレが発生すれば現状は好転する…と妄想したい…。

さて、そんな中、太陽光発電設備のトラブルが多い中、事業用の転売案件が増えてきておりまして、
『やっぱり皆分かってんじゃん、崖っ淵のチキンレースだよね~』
という状況になりました。
さて、チキンレースに参加するにあたっては、当然のように
『安全マージンの大きい発電所をいかに手に入れ、最後の最後に手放して逃げるか?』
が勝負になります。
手放すという単語に疑問を持たれた方もおられると思います。
そう、そのうち事業用太陽光発電税みたいなものが出たらアウトですからね…。
解体して綺麗な使える部品を転売できたら、とんでもなく楽に事業をたためます。

という事で、『太陽光発電所の評価』という基準を作ることになりそうなので、それにかけて必要な最低限の技術や水準の策定をせっせか作ろうとしております。
そこで最初に必要になってくるのが日射量計と温度のロギング装置です。
発電モジュールのI-Vカーブを取ったり、盤内・ケーブルの最高温度評価に使います。

まずは買ってきたアルミ板に適当な穴をあけて…。

そして部品を取り付けて完成。

こんなふうに使います。


これを使って、パネルのI-Vカーブ測定や、発電所の評価をしてゆく基礎データの補正に使います。

会社の人に千葉の会社持ちの工作所を紹介されましたが、
『自宅より工具・測定器が揃っていないうえに、自宅と逆方向に超離れているので却下』
です。
残業付かないでしょ?
下手したら部材は私費でしょ?
工具だって私費の場合あるでしょ?
車は?ガソリン代は?飯代は?
あほか?余計しんどいわ!!と思います。

そんな訳で現場を知らない連中が役員になっている会社において、まともな仕事と呼べるものは消去法的に自宅でやる羽目になります。
言っておきますが、これは拝金主義の会社は大体同じですからね?
私の経験からいうと、9割方はこんな感じです。
1日かけてこんなものの材料を集めて加工だなんて、本当に暇人だと思います…。
でも作ったところで、うちの会社は給与も上がらないし、仕事のわりに安月給なんだよなぁ~(涙

いつの日か真面目な世の中になったら、本気で真面目に仕事がしたいです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2017年5月13日土曜日

webセミナーなるものを作ってみた。第9弾さびと電蝕について

おはようございました。
今回はリクエストがあり、錆と電蝕の話にしました。

日本という結構湿度の高い国で、尚且つ漏れる電流が多い設備では、この手の対策は必須要件であります。
設備を具体的に挙げると、例えば、溶接、インバータ類、再生可能エネルギー関連、鉄道、電気炉なんかですね。

しかしながら実際の現場、特に最近立ち上げて間もない20年に満たない会社はこの手の技術に乏しく、頻繁に錆び対処をしなくてはならない現実があります。
理由は一般的な現場が持つ防錆技術は書面化されているものでもなく、現場の習慣として根付いている経験則で対処がいくらか可能なものだからです。
しかし、ここ最近はそういった『忙しくないなら手をつけたい本当は超重要な仕事を自主的に行う活動』に関して、余力を与えない風潮にあります。
大変残念ですね、技術は蓄積なので、磨く機会がない・余力がないなら生まれませんし、貯まりません
勿論、組織として残したい技術ならば、風習・文化として根付かせる必要があります。
技術というのは基本的に属人性が高く、人に依存性の高い無形財産だからです。

話は戻して、今回は再生可能エネルギー関連の寄り合いで話す内容ですが、他の分野でも十分に流用可能な話ですので、見てみると新しい発見があるかも知れません。

約1時間10分です。



少しでもまともな人がいることを願って…。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。