2016年5月29日日曜日

PSRR電源ノイズ除去比の測り方(昨今のACアダプタ主体)

ごきげんよう。
先日、PCR500Mを導入する事によって、PSRRが測れますよ?という話はしましたが、じゃあ具体的にどうすんのよ?ってことで、今日の話に繋がります。

では、このPCR500Mを使って、どのように計測をするのか?を説明します。
先ずはこの落書きを見てください。
以上
これ以上の解説は要りませんよね?
ってな訳で、日本語件以外からのアクセスの方で『解らねぇよ!』、って方は、ここのコメント欄に書くか、私にご連絡下さい。

で、こんな事を平気で書くってことは技術の流出じゃねぇの?なんて心配される方がいます。
しかし、私はこの手の仕事とは無関係の職に就いていますし、これは過去の職で培った技術でもありません(つまり機密保持の範囲ではない)。
それなのに何故かこの手の方法は一般的に公にされていません。
誰も責任を取りたくないというバブル期連中の遺産=風潮なんでしょう
ですので、この手の技術は参考文献を片っ端から読んで、自宅で編出しています。
寧ろ当時所属していた会社に提供してやった立場なのに、何故かえらい目(昇進欲に目が眩んだ連中からの猛烈なパワハラ)に遭わされた立場なので、知ったこっちゃあありません。
おまけに、ここに書いてある事は私個人の妄想であるという事すら宣っております
という訳で現段階において、この手のものを公表しようが何しようが、誰にも文句言われる立場ではないので、多い日も安心ですね?

それにこんな程度の低い事を公にした所でねぇ~…とも言いきれる技術力的立場なので
『まぁ、本人がこんなのを適当にばら撒いても何の苦労も要らない技術水準持っていて、何があっても普通に食える立場なんだから良いんじゃねぇの?』
という訳です。
最近、技術か技能が無いと飯がまともに食えなくなるんだなぁ~と周りを見て物凄く感じました

政府が消費税増税を止めた事をきっかけとして、財政出動側に舵を切る事を明確化しました。
通貨発行権を持っていて、国債は自国通貨建て、純資産国。普通に考えてみればこれで政府が財政出動しなかった方がおかしい訳で…。
どこかに家計と国単位の資金運用を混同している超絶お馬鹿さんが居たようですね。日本という国に借金なんてありませんよ?ただ、このまま原発止めていたら、借金がリアルにできますが…

そんな訳で、日本はもうすぐすぐデフレを脱却する側に舵を切ります。
おまけに生産労働人口が急激に減っているにもかかわらず、消費=需要は寧ろ増えて居ます。
近いうちに高度成長期のような事態が再来する訳です。
少し前にあった会社側が接待して人材の奪い合いなんて事も座覇になるでしょう。
所謂ブラック企業は当然のように廃れます。(ただ、その程度の実力しかない人はそこに留まるでしょうが…)
現に大企業は物凄い勢いで人材の囲い込みに走っています。
インダストリー4.0、IoT等の影響もあり、この波が私の近くに来るまでは、そう遠い未来ではないでしょう。

そうすれば私は給与が増えて、今まで以上に自己(設備)投資をできる立場になれる…そう願いたいものです。
欲しい装置や、やりたい事は山のようにあります。
その中に、とてつもなく生産性を上げる技術や、技術の定量化・書面化による技術水準の向上等があり、企業が欲しいならば、何時でも提供できるようにしたいと考えています。
お手伝いが必要な方は私にどしどしご連絡下さい。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月28日土曜日

ついに菊水電子工業製PCR500Mを導入する

おはようございました。

ついに電源野郎は欲しくてたまらないはずの)念願の菊水電子製PCR500Mを導入するに至りました。

勿論アナログインターフェイスボードの、EX04-PCR-Mも装備しています。
これを使えば何ができるのか?と言いますと、後日詳しく書きますが電源のノイズ除去能力(PSRR)を正しく評価をする事が可能になります。
つまり、入力AC電源ラインに意図的にノイズ信号を重畳させ、出力電圧のノイズと重畳した信号の比率を取るとPSRRになる訳です。
おまけに電力の制限ができるので、試作電源も安全に評価できるし、直流で動かせば産業用インバータだって評価できます。
いいですね~、大金叩いた甲斐がありました。にやけ顔が止まりません。

さて、定番の周波数特性から採取します。

軽く取ってみた感じはこんなものです。

で、ゲインを正規化して、開ループと閉ループの特性を取ると…。

こんな感じです。
これで、1kHzぐらいまではかなり正確に外部信号を電源側に重畳できる事が分かりますね?
こういった具体的に必要となる資料はメーカーは公表しませんので、とても貴重ですよ?
では後日、測定治具を作って、本格的に計測を行いたいと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

少し前のモニタFTD-G713Aを修理する

おはようございました。

最近はすっかり電子回路ネタが減ったなぁ~ということで、7~8年前に壊れてしまい、そのうち直そうと放置していた液晶カラーディスプレイ BUFFALO製 FTD-G713A を修理しようと思いました。

相変わらずのワンパターンかもしれませんが、熱が原因で電解コンデンサとバイポーラトランジスタが主体的に壊れた。そして、その被害を周りが被ったというものです。
この頃の設計はコンデンサにかかるリップル電流を配慮できていていないので、電解コンデンサは可能な限りリップル電流を食わせても大丈夫なような代物を選ぶと良いです。
もしくは、問題が無いのであれば、セラミックコンデンサや、フィルムコンデンサの並列接続をお勧めします。
私はZLHシリーズや、KXJシリーズ、サイズが大きくても良いならばUPXシリーズを愛用しています。

ここで、この回路設計手法に関して、寧ろ意図的に寿命を作りこんだのであれば、S○NY並の設計力ッ!!!
と、ある意味賞賛できますが、それは無いと言い切れる比較的低レベルな基板の回路構成なので、まぁ、真似して作ったよ?って言う程度の技術力でしょう。

最も、最近は日本も真似しかできない設計者が多く、回路図すら引けない輩が電子回路設計屋を名乗っている事も多々あるので、恐ろしい世の中になったものです。
何度か出くわした事があるのですが、メーカーに推奨回路書いてくれと言って、それを複写して試行錯誤で調整して基板を作成し、そして出荷するとかいうキチガイ染みた行為…あれ、一体何なのでしょうね…。
普通にデーターシート読んで書けよ!!と、小一時間…(ry

私は真面目に回路を書くので、真似屋さんよりも圧倒的に信頼性が高く(部品も工数も)安価に構成してしまうので、何時も暇しているように見られます。
だがしかし!私は遊んではいません。現状の立ち位置から先を見通したロードマップを引いて、次の技術開発に勤しんでいるのです。
で、定時で上がってネットで技術・マーケティングネタ漁り…。
で、次の設計のときはそれを全力投入…。
これのどこが悪かったのでしょうか?日本では周りと違うと首切りです。
今度の会社では切られない事を願っています。(違
技術なんて、数年やそこらで組み上がるほど世の中は甘くないのに、何か勘違いしてませんかねぇ~?

さて、話は逸れましたが、必要になる材料は

  • 使用されている電解コンデンサ一式(高リップル電流対応の105℃品)
    • ※主に35V470μF、450V100μF、25V100μFあたりが劣化しています
  • 3Aのヒューズ(耐ラッシュ性能を持つ事が望ましい)
  • PchFET:STD10PF06(2個)
  • バイポーラトランジスタ:2SC5707(4個)

ここらあたりが死亡しやすいです。
私の場合は、FET×1ショートモード、バイポーラトランジスタ×1ショートモード、コンデンサ×8、ヒューズ×1が死亡していました。
せっかくなので、死亡しかけのトランジスタ類や、電解コンデンサ周りは全部交換しておきましょう。
一見分からないとは思いますが、それなりに劣化しています。

交換対象はココです。


交換後はこちら

そして、無事動くようになりましたとさ…。
なんか、新品を買った方がいいのじゃなかろうか?部品代と交通費で損をしているような気がする…。

という訳で、ディスプレイが壊れた方は、参考にしてくださいね。
と言いつつ、こんなレトロな代物誰も持ってねぇよ!と思っていたりする今日この頃。
ま、解像度低いしPC9821用にするとしますか…。

おや?消化不良ですか?
もっとディープでクールなネタがもう少ししたら出てきます。乞うご期待!!!


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月23日月曜日

グローバルスタンダードという魔窟に惑わされるな

お久しぶりです。
欧州のユーロ失敗、難民問題、アメリカ大統領選を初めとする最近の世界の状況が、ようやく脱グローバル化を明確化し、正常な状態に向かいつつあります。
まぁ、考えてみれば、文化圏の違う人間同士で共同意識で物事を進めましょうって言うのは、ほぼ不可能に近い事なんですよね。
相手は犬や猫・鳥と言った類ではないし、その土地の文化と思想に汚染された人間です。

言葉や伝えた内容が分からない上に、それなりの行動を起こす文化意識の異なる人間相手に、どうやって接するか?って話ですが、結局は国境(国防)という壁で幾らかお互いの縄張り・範疇を明確化して、縦割りで動く方が皆居心地が良いって事です。
会社だって、大して有能でも無い人間の集まりであれば、全員平で役割無しだったら混乱するでしょう。
有能な人間が集まれば、お互いの領分を決めて仕事を分配するところから始まりますし、結局は幾らかの仕切りを作らざるを得ません。
そしてそれが進めば、ずるをして上に上がって楽をしたいと思う奴も出ます。
昨今の投資系キチガイや、ウォール街の害悪共ですね。
そういった奴が搾取層を広げるには、より多く母数から搾取する方が効率がいい訳です。
例え搾取をするような人が居ない平和な世の中であったとしても、外国なら労働者と経営者、日本なら文系と理系という風に、自分の心配しなければならない範囲を分けてしまった方がそれぞれの気が楽だったりします。

そもそも、ひとつの国の中ですら隣の人と仲良くなれない人が多いって言うのに、グローバル化で全員と仲良くしようっていうのが無理な話です。

あ、当然の事ですが、性善説では無い国=日本以外では、一部の富裕層が搾取する層の幅を広げて富をもっと独占するための手段=グローバル化ですから、日本の思っているグローバル化とは全く異なるのは、大前提です。
日本のグローバル化は自給自足ができた立派な国として機能している状態からの開始なので、他所の何かが欠けているから海外に進出しなければならないというものとは大いに異なります。
この現状の状況すら分からないようなら、あなたは小学校辺りから勉強のやり直しですよ?

日本式グローバル化のおかげで、海外に技術を無償で提供してしまったためか、海外勢も輸出での利益創出が大変困難になってきました。
特に中国ですよね。もう日本の手を離れて勝手にやらかしています。ただ、その品質たるや、散々なものですが…。

これ、日本は諸外国に比べてGDPの15%程度という輸出依存度が非常に低い国(中国に対してはGDPの2~3%なのでせいぜい数兆円程度)だからこれだけで収まっていますが、とばっちりを食らった外需で生きているような海外勢はとんでもない事になっています。
渦の中のVWなんか、4割ぐらいが中国相手ですよね…。

グローバル化を進めるのは良いですが、日本の場合グローバル化で一番害を受けるのは紛れも無く何も成果を出せない経営者や利益を搾取しすぎな経営者だったりします。(昨今だとどっかの原田っていう人や、トヨタを除く自動車系、特に三菱や本田が良い例ですよねぇ~)
同じ能力なら、他所の方が優秀だから入れ替えられる=経営者は総じてクビ なんですよね…創業者でも無い限り、他にできる事が無いから経営者なのに、その威張り散らすだけの経営たるや散々なものばかりです。
何時首切られてもおかしくありません。
一方真面目な労働者はその能力たるや、世界屈指のもので、基礎教育レベルも(算数・国語・理科・社会程度は最低限分かっている)高く、海外から代替がなかなかききません。
識字率の高さって、いまだに需要なんですよ?
経団連で威張っているおっさん連中なんか、殆どゴミ捨て場行きだろうなぁ~なんて思う訳です。
それなのに、グローバル化を推し進めるだなんて、よっぽどの弩Mなんでしょうね。実際そういう店に通っているうわさが後を絶えませんし…(笑)


昨今の世界的な不況は、ある意味日本が技術の布教活動をした影響と言えるしょう。
海外に比べたら日本の不況なんて知れたもんです。
政府が素直に財政支出して、インフラ整備し始めただけでGDPがうなぎのぼりになるようにコントロールできる程度なのです。
純資産国だから借金なんて無いし、建設国債を発行しても自国通貨建てだから何の問題も無い
国債の格付けは最低かもしれませんが、売れすぎてマイナス金利になるほどの売れ具合。
しかも政府が破産する可能性はほぼ0です。なんて安定した良い国でしょうか?



昨今の恐慌的不況は、海外勢が日本へ強硬的にグローバルスタンダード化を推し進めすぎて、逆に日本を怒らしたのかもしれない…何て思う次第。
よく分かりませんが、日本はあらゆる事象に対してとても運の良い国でして、何かが起きてもうまい所に落ち着きます。

これも天皇陛下が生粋の祈祷師で代々毎日祈りを捧げていることに由来するのかもしれませんね。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月13日金曜日

日産の大量リコールと同時にしかけた三菱自動車の買収劇を見て感じた事

あくまでもこれは勝手な妄想です。

日産が三菱を買収した理由って、電気電子関係の技術買収がひとつのキーになっているように思う。
少し前にルネサス・日立オートモーティブと物凄い喧嘩別れしていたはず。
で、今はLGを代表とする韓国系にべったりなんだけど、韓国は真似だけで品質も悪い(自動車スペックの要求寿命を満たさずにすぐ壊れる)、使い物にならんという…有様。

売りたい場所であるルノーのお膝下EUはもうすぐPHVしか売れなくなるのだが、日産にはそんな技術は無い
何度も言うが、グローバル化を進めるにあたって一番コストのかかる技術開発なんてとっくの昔に捨ててしまったのだ。
そう、技術開発こそが一番の商品なのにも関わらずね…。
日産のHV=トヨタの特許を使った紛い物なんだよね…。

日産のEVは電池関係の寿命制御が糞という折り紙つき
こんなに時間が経過しても、軽自動車すらまともに作れない
スカイラインを見れば分かるようにエンジンすらまともに作れなくなってしまった


そんな中、まともに売れる車を作るには、どうやっても三菱の燃費は多少悪くても狙った出力はしっかり出せるエンジンマツダより先に仕掛けていたのに表に出さないクリーンディーゼル、そして次期主要技術のPHEV・EV技術が欲しかったのではなかろうか?

幸いにして、三菱の事務方が糞なのは明白だったので、叩けば簡単に埃が出て、すぐに買収できただろう。
後はタイミング(自社が大量リコールを公開すると同時)を見計らって、相手の問題点を指摘という。
メディアに金を大量に突っ込む総力戦で総攻撃。
自らの大量リコールを消すと同時に買収…ものの見事に狙ったパターンです。

非常に汚いやり方ですが、ゴーン氏はそういう事をやって今までのし上がってきた人間なので、ありえる話では無いか?と思った。

何度も言いますが、私の勝手な妄想です。
重要なので2回言っておきました

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月8日日曜日

マーケティングができないと良い物でも売れない

お久しぶりです。
無料&徒歩圏内だから…と、とある音楽フェスティバルに出かけまして、そこで気付いた事が結構重たい事に気づきまして、それを書き殴ろうと思います。

地元民の音楽フェスティバルなので、地元のアマチュアバンドがメインなのですが、ゲストにプロがおられ、運良くその方の演奏&歌も聞く事ができました。

プロだけあって、しっかりと準備やボイストレーニング、進行の上手さ等、一線で商売できるだけの力があるなぁ~と職人の凄さを覚えました。
ただ、テレビに出張っているような某46・48等という喜び組さん達とは異なりとんでもなく技量が高いのですが、一時期売れかけてそのまま平行線のようです。
その売れない理由がなんとなく我々エンジニアの世界でも起こり得る話だと感じたので、さらっと書き殴ろうと思います。


ここから先は、あくまでも日本限定の話です。
売れない理由と言いましたが、正確には売り難い理由と表現する方が正しいと思います。
その売り難い理由というのが、売れる対象が少ないという事です。
※ しつこい話ですが、2016年の春時点の日本での話です。

売りたいものを売るのは結構大変で、市場が合致しないとなかなか売れません。
彼女の場合、歌は純粋に良いですし、容姿端麗、小柄なので可愛く男性受けもよい。
楽器も弾けて、歌も上手い、作詞作曲もできる、声質も綺麗ですし、(少なくとも現場とそれまでの下準備では)社交性も良い。まさに万能側に振った才能と努力の塊でしょう。
それでも爆発的には売れません。何故でしょうか?
私が勝手に想像するに、次の点がおそらく売り難いのだと思いました。

自らの歌いたい・全力で歌えるものが、聞きたい側の多数派とは少し異なる。
知名度が余り大きく無い状態からその状態が続いているので、少数派の深い客層しか付いてこない。

要するに、偶々時代と合わなかったってのが正しいかもしれません。
プロの世界ではこれを運といいます。
某声優出身の半分歌手も、演歌が全盛なら一発でトップスターでしたでしょうが、敢て声優という業界からの変化球でのし上がってきましたし、それと似たような状況かもしれません。

もう少し掘り下げると、次のような事が思い当たりました。
幾ら綺麗な歌声、容姿端麗、演奏能力の高さという武器を備えていても、歌は女性向けの歌という点です。
ピンときた人がいるかもしれませんね。
日本の歌の世界では、女性→男性向けの音楽。男性→女性向けの音楽でなければ、商業的に成り立ち難いのです。

もし女性が女性向けの音楽を売る場合は、容姿端麗が逆に大きなデメリットになります。これ、馬鹿馬鹿しいですが、とても重要な要素です。
日本の女性は自らより間違い無く美人である人を生理的に受け付けない人がなぜか多いです。
不思議ですよね…。少なくとも、爆発的に売りたいなら、暫くの間は何らかの我慢した活動は必須では無いでしょうか?
誰かと組んで、どちら側にも受けやすい歌を歌うならば売りやすいでしょうし、男性向けの歌に振ってから固定客を掴み、徐々に元の方向性に戻すのもアリだったのかもしれません。

日本のメディアは糞な事で有名ですから、体で仕事を取ってくるっていうのもあるでしょう。それを強くやっていたら変わるでしょうが、状況からしてそれを進めているようには思えません。(それを強くやっているなら、今頃結構な大舞台に出られている)
単純にインターネットやメディアが乱立して、歌の音源ソースが結構飽和しきっている世の中では、歌の技術そのままでは売り難いってのが一番大きいのではないか?と思うのです。

彼女は逸材だろうし、このまま埋もれるには非常に勿体無いですが、エンジニアの世界でも同じことが言えます。
ある程度食えて、自己満足でも良いならばそれで良いです。間違い無く固定客は付きますし、リピーターほど強い見方は居ません
しかし、もう一歩先に進みたいのであれば、その先に見えるドラマ・展望を配慮して、市場にどのように製品を投入すべきか?を正しく考え無なければならないようです。
幾ら優れていようと、買う顧客が何の幸せを感じて対価を払うか?を理解しないことには先には進めませんよ?

これ、技術系の話にも繋がります。
製品が飽和していますし、我々が購買層としている相手は現時点においてそれなりの幸せが享受されて居ます
その状態で、わざわざ新しいものを導入するという高いハードルを超えさせて、なおかつ投資価格以上のとてつもなく大きなUXを提供できますか?って言う話です。
ね?どう考えても市場を絞って活動せざるを得ないでしょう。
グローバル化キチガイの影響で大量生産が厳しいなら、ワンオフ物に近い良い物を作っても良いです。しかし、それなりの価格設定は必要ですし、その宣伝方法に関しても売る層によってかなり宣伝方法が変わります。
その重要性を考えた上で、正しく製品の方向性を作りこみをなければなりません。

それなりの知識を持った人が良い物を作るのは結構簡単ですが、市場で受け入れられるかどうかは結構微妙です。
寧ろ素人の方が良く売れる事があります。
その大きな差はマーケティングです。売る相手と、売る相手に合わせた製品の作り込みが必要になります。
製品を売りたい・売れないなら、先ず売る相手をしっかり研究する事をお勧めします。
顧客は性能が高い物が欲しい訳ではありません。安い物が欲しい訳でもありません。自分の欲しい物が欲しいだけです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

追伸:
このアーティストに最初に会って、あ…雰囲気が國府田マリ子氏ににている…と思ったのは別の話。面接担当者的な勘ですが、似たような苦労をしているのかもしれませんね…。