2016年12月24日土曜日

自動車のウインカーリレーは改造して使えますよ?

おはようございました。

最近電気ネタがないな…と思いながらも、実際電機の現場からは離れてしまっているので仕方ないわけであります。

ストレスは溜まりまくりです。
そりゃぁ、会社や周囲の向いてる先と、自分の向いている先が全く違う方向なんですもんね。
技術開発投資はさせてくれないし、教育にも投資してくれない
残っている手立ては私の過去の蓄積を切り売りする仕事(コンサル)なんですが、何分会社は非協力的なんですよね…。

価格の決定権・予算が全くと言っていいほどないし、会社や上司は責任は取りたくないし責任を逃れるためなら何でもする有様。
そして極めつけは人材投資、設備投資、技術開発投資すらしたくない
でも、儲けはしっかり欲しい
なんかキチガイじみてませんかねぇ?
資本主義の原則すら飛び越えた何かを語るんですよ、今の職場。
もうね、いろんな意味で辞めたいよ、この仕事…。


さて、そんな個人的愚痴はさておき、今日の話題は20年ぐらい前にやっていた漢の殻割。
世間様では相変わらずCPUのケースを割って、グリスを良いものに入れ替えるのが流行っております。
そんな中、20年ほど前から流行りだした『ウインカーのLED化』の極めて必須のネタを出そうと思います。

少し前の車は車の運転席の下あたりにウインカー用のリレー『フラッシャーリレー』なるものがあります。

このリレーの殻を外すと、字型の金属線がありますので、それを適当な値を持つ抵抗に変えるとLEDでも使えるようになるよ?という話です。

参考までに私のVitzでは0.05[Ω]です。
これは3WのLEDを出力を下げて使っての値です。
昔は1WのLEDを使ってLEDの出力を下げていましたので、0.15[Ω]でした。
参考までに画像を添付します。


今更感がありますが、皆様も旧車LED化する際には華麗にリレー改造で切り抜けましょう。
レギュレータとかいう発熱装置を使っても省エネ化にはなりません
付属のレギュレータはLEDで消費が減った分をレギュレータ本体電気食わせて誤魔化す装置だからです。

きれいな改造こそ真の改造ですよ?

ちなみに、バイクの場合は、見事なまでに封止されており、ちょっとぐらいの力ではびくともしません。

そこで、基板がある所をさくっと削って取り出してみました。
コネクタの付いている側からおおよそ5mmぐらいを全周ぐるっと切込みを入れた後、基盤が見えたところをスーッとたてに切り込みを入れてゆきます。
すると綺麗に分解できました。



ここで、U字型金属の物体が電流検出抵抗になってまして、

  • この抵抗にかかる電圧が大きい=電気を止める(安全保護) 
  • この抵抗にかかる電圧がちょうど良い=正しい点滅周期 
  • この抵抗にかかる電圧が小さい=ハイフラッシャーと呼ばれる状態 

という風にできています。
私の場合は、この抵抗を市販の0.05Ω~0.03Ωにしてやると、丁度良いです。
判り難かったら、0.1Ωを数個買ってきて、試しながら丁度良くなるように、複数並列につないでゆきます。

※このバイクのウインカーリレーは0.15Ωのとき、0.57Aで周期が変わりました。車とはえらい違いです。抵抗の選択は、0.2Ωの2Wが正解というパターンかもしれませんね。
電子負荷を持っていると、簡単に計測できるのでとても便利です。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年12月20日火曜日

魔法の言葉や薬・呪文なんて存在しないことに早く気づきなさい。

おはようございました。
最近、どこかの誰かが助けてくれる、自分は大丈夫(無意味な自信)、チャンスが来るはずだ…。
という、
『何、現実を無視して甘えてんの?』
という輩が多くて困る事が多いです。
チャンスは待つものじゃあない、準備して奪いに行くもんだろうが!

とはいえ、チャンスは時の運であるのは事実。
機会に出会えるまでは、現在の状況下において、量と質のバランスがとれた最善の問題解決を行うしかありません。

厄介な事に問題解決に至る道筋は常に地道であり、欠点の補完の連続であります。

何かで一気に変わるような夢の物語をよく語る輩がいるが、この世にそんな都合のいいものはありません。
いい加減、人生や企業をギャンブル場にするのは辞めては如何でしょうか?

例えば、昨今の求人。
特に求人を出している地方の企業さん。今は地方の方が完全失業率が低い=人材不足です。
そんな中、ガッチガチに給与あげないよ?と固めた給与体系では、先に抜き出た企業にいい人材を根こそぎ持って行かれますし、誰も入社しませんよ?

今の日本在住の若者は、大変恵まれる運命にありますし、貴方方が作り上げた素晴らしい教育の成果もあって、非常に現実を重視した選択を行います。
会社は給与と大きな退職金を持ってして、社員の帰属意識を高めて、幾らかの拘束をする事ができます
逆に言えば、給与も大きな退職金も無い企業ってのは、若い人にとって働く価値がとても低いです。
そう、『夢や理想なんかで飯が食えるほど、この世は甘くない』この事実を彼らは嫌というほど聞かされて育ってきました。
もっと言えば、できる人間は有効求人倍率が5以上とかいう素晴らしい状況下にあり、現職のできる人間ですら確保の維持が困難になってまいりました。

考えてみてください。
できる人は転職したら、仕事量が減って、環境が改善されて、年収が100万円以上は上がるのが実態です。職によるが、300近く上がるものもあります。
退職金が採算分岐だと気がつけば、動かれても何も言えません

10年前はあり得た『いつかはスーパーマンが格安の給与で手に入れる事ができる』なんて妄想はもう通用しません。
1人当たりのGDPが超低い日本にとって、仕事ができる人は何十人分の仕事を片付けますし、できない人の肩代わりを延々とこなしてくれます
その様な人材は価値が高いし、要領がいいので何処でも通用します。
しかしこういう人はとても希少価値が高い。
おまけに、人材の母数たる新卒は20年前の半分しか居ません。完全に人不足です。
できる人はその中の数%です。
少しでもいい給与で求人出せば人が来る?そんな妄想は都心のバイトを見たら明白です。
日本語をまともに話せない外国人だらけでしょう?若しくは、使えないからクビで仕事が見つからない高齢者。
幾ら給与を積んでも来ない実態が此処都心にはあります
大企業は先に手を打ち始めました。フットワークが軽いはずの中小企業が出遅れてどうするんですか?


そして、仕事の現場で働いているふりをしている方々。
仕事は自動で片付きません。
嫌な仕事はいつかは手をつけねばなりません。
嫌な仕事を若い人間に振ったら、パワハラで辞めてしまうかもしれません。
いい加減、真面目に働きませんか?

仕事の成果は
人手×技術水準×効率 の 時間積分
です。
至って単純に幾ら真面目にこなすのか?で勝負が決まります。


皆様におかれましては、魔法の言葉・妄想に惑わされず、真面目にコツコツとこなして実績を積み重ねる事をお勧めします。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2016年12月18日日曜日

webセミナー第3弾:太陽光発電所の小技集① 力率を制御して送電する

おはようございました。

太陽光発電所がヤバいのはわかったが、既に借金まみれで先立つもんがねぇYO‼
という人が多いはずです。
かわいそうに、菅直人とSBの禿親父のコントに騙されちゃったのですね?

じゃあ、そんないろんな意味で騙されやすい素直な日本人は一体軍資金をどこから調達すればいいのか?
さらに借金?いや、超貸したがっている銀行ですら、こんな危ない業界にはもう貸さねぇし…。
ということで、何とか収益を予定以上に上げて最初の一発を絞り出し、セミナー第2弾の内容を応用して稼ぎ出すしかない!!

そんなわけで、収益を減らさないで発電しましょうという話をいたしました。

この話を真面目に聞いてもらい、エネルギープラントとしての進化に精進してもらいたいので、webセミナーを作成しました。

今回はwebセミナー第3弾
太陽光発電所の小技集① 力率を制御して送電する
です。

時間は45分ほどありますので、時間があるときに見てみてください。




リクエストや意見はYoutubeかこちらに書き込んでくださいね。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年12月17日土曜日

webセミナー第2弾:高圧連系をしている太陽光発電所の注意点と改善例

おはようございました。

太陽光発電所がヤバいといっても言うだけなら誰だってできるのです。
そう、煽るだけは得意な元弁護士府知事・市長や、おばさん都知事がいましたよね?あれと大差ありません。
(色々言いたいことが山のようにありますがそれはまた別の機会に…)

じゃあ、どうやって問題を片づけて前進してゆけばよいのか?
そういった話をさせてもらいました。

この話を真面目に聞いてもらい、エネルギープラントとしての進化に精進してもらいたいので、webセミナーを作成しました。

今回はwebセミナー第2弾
高圧連系をしている太陽光発電所の注意点と改善例
です。

時間は1時間ほどありますので、時間があるときに見てみてください。






リクエストや意見はYoutubeかこちらに書き込んでくださいね。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年12月13日火曜日

webセミナー第1弾:太陽光発電所の単線結線図から見る不具合事例

おはようございました。

太陽光発電所が産業用途の回線に接続されている割に産業用途の設計ではない状態で施工されており、如何にヤバいか?
この話を真面目に聞いてもらい、エネルギープラントとしての進化に精進してもらいたいので、webセミナーを作成しました。
今回はその第1弾
太陽光発電所の単線結線図から見る不具合事例
です。

時間は1時間10分ほどありますので、時間があるときに見てみてください。




リクエストや意見はYoutubeかこちらに書き込んでくださいね。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年11月12日土曜日

ノートe-Powerに見る、電池の制御の難しさ

おはようございました。
先日、日産のノートe-powerに試乗しまして、エンジニア擬として思ったことを書き殴ってみようと思います。

電気自動車らしい乗り味で、とても面白い乗り味でした。
面白いことにリーフと出力が変わらないのです。
この違和感におや?と感づかれた方も多いと思います。

さて本題。
電池の劣化早いんじゃありませんか?という話題。

シリーズハイブリッドということで、電池の負荷が大きくなる方式です。
困ったことにリーフの電池はすぐに劣化します。
勘のいい人はわかると思いますが、容量が減っているので電池の電流密度がさらに上がります。
つまり、動作中の温度が温度が上がる方向に振る訳です。
もう分かりますね、電池の劣化が一気に進むので、おそらく数年で電池交換に至ります。
リーフも下手すら数年で5割ですが…。


最近思うことですが、最近の製品は電池の使い方がかなり雑です。
ギャラクシーの電池もiPhone7も結果的にソフトの不具合で、過負荷で発熱して一部は爆発してしまい、まともに使い物になりません。
電池は負荷と内部抵抗で発熱して、熱がこもり一定上の温度が上がると崩壊し始めます。
リチウムは特に危険で発火がしやすい代物です。
だからこそ電池は様々な劣化条件下で正しくインピーダンスを測定し、安全領域を認識したうえで設計上の制約・負荷制限を付けなくてはなりません

使い方もそうですが、電池の安全領域を分かって物作ってねぇだろ?
なんて思うわけです。
分かっているのであれば、トヨタみたいにニッケル水素電池+複雑なハイブリッドで逃げていたはずなのです。


皆様は電池の電流密度には気を付けて設計してくださいませ。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年10月30日日曜日

キャリブレーションキットを自作する

おはようございました。

高周波ものに目覚めようということで、まずはキャリブレーションキットを準備しようと思った次第です。

一番右側のものが販売されているものです。
カットするときはニッパーでそのまま…は非常に危険です。ベリリウム銅ですので、歯がやられます。
ベリリウムも入っているので、作業後はしっかりと手を洗いましょうね。

右から2番目がその足をカットして面を合わせるまで削ったもの
右から3番目が100Ωを左右に配置して50Ωにしたもの。1608サイズがちょうど合います。
抵抗の値が書いてある側に抵抗のパターンが印刷されているので、印刷面をコネクタ側に配置しましょう。気持ちばかりですが、Lが低減されます。
そして、一番左が足をカットした後に銅板を全面にはんだ付けをしたもの

肝心の測定器が無いという事実がありますが、測定器を導入したら使おうと思います。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年10月25日火曜日

お礼とご報告

おはようございました。
この場を借りてお礼です。

皆様の温情とご厚意により、無事第一種電気工事士の免状交付をいただきました。


これからも皆様の期待に恥じぬよう、精進しますので、よろしくお願いいたします。


…これでまた厄介な仕事が回ってくるな…(涙
電気主任技術者という監督の立場がなぜか現場の最前線で働かされるわけですね?分かります。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年10月24日月曜日

冶具づくりは生産性向上の要件ですよ?

おはようございました。

仕事の片付け方にはそれぞれのやり方があると思いますが、私が失敗の確率を限りなく低く抑える手法の一つとして、準備に手間暇をかける事が挙げられます。

私は残念なことに、太陽光発電に若干関りがある立場でして、そこで使用する予定の冶具をホームセンターの部材でこしらえています。
もちろん毎度ながら会社からの支援(予算ともいう)はありませんが…(涙



その1、IVカーブ測定機用の部材を準備する


IVカーブの測定を行うには、日射量計が必須であります。
厄介なことに、太陽電池モジュールに太陽光が当たる角度と、日射量計を合わせる必要があります。
勿論、現場であれば、架台にマウントすればかなりいい感じで位置決めできるのですが、1枚1枚を測定せねばならない納入検査と重なったときは、角度を合わせるのに涙するしかないでしょう。
そこで、容易に角度合わせをする&太陽光にうまく当てる冶具として、カメラの三脚を使って簡単に調整できるものを用意します。

まずは土台となる板金
加工を容易化するために、アルミにしました。
大きさはホームセンター主体で選べないので、200mm×100mm×t=5mmの板を選びました。
中心に穴あけとタップ加工を施します。

そしてゴム板とアングル材を取り付けて完成。

そして太陽電池モジュールを測定するときは、傷がつかないように片方に1000mm×100mm×t=3mmのゴムマットを敷いて、片方を三脚に取り付けた先ほどの冶具で固定します。

ほら、きれいにアングル材でひっかけながら、日射量計も一緒に乗せることができました。
これで単体での測定は完璧でございます。
こうやって準備や調整にかかる時間を極力削減しながら仕事を進めると、工数の削減にもなりますし、失敗率の低下にもなります

工数はこういった冶具がない時のもので見積もるのが普通ですので、多少なりとも色目を付けてあげた(多少の値下げがあった)としても、大幅な収益率の改善ができるのです。
他所ならそのまま測定するかハイエース持ってきてその中に1枚ごとの測定器突っ込んであるかのどちらかなので、かなりの予算削減につながりますよね。

私はホームセンターに払った投資回収が全くできませんが…(涙

ちなみにこれぐらいのことをしようと思うと、

  • 工具類でおおよそ1~2万円程度
  • 部材で3~5千円程度

かかります。
当然のように技術料みたいな、一般的な作業賃を入れると、5~10万円程度が相場です。
当然のように休みの日か夜中のどちらかで私は働くので、このまんまの料金がいただけてもおかしくないわけです。
…仕事をくれる方を募集します。(違



その2、ノイズ測定のプリコンプライアンス環境を構築する。

電気が絡めば何でもこなしてしまう私、個人レベルでノイズ対策に関するプリコンプライアンステスト環境がほしいと思い始めました。
分かる人は『お前、頭おかしいだろ?』と、突っ込まれると思います。
何故電波を見たいのか?そこに電波があるから…ではだめでしょうか?

こういったものは見えてなんぼの世界なので、大丈夫と太鼓判を押して出荷したメーカーの腕を一般人が正しく見て、メーカーの開発能力を正しく認識することに意義があります。
そう、自信満々で送り出した製品に対して、
m9(^Д^)プギャー してやりたいだけ
とも言います。

運よく私はこの手のことにある程度精通していますし、電波暗室はないものの、素人レベルのもので良ければいくらか測定できる環境が準備できそうですので、さっそく用意してみました。

プリコンプライアンステストではおなじみの WA5VJB氏のプリント基板型ログペリオディックアンテナを購入し、アクリル板とプラスチックねじ類、カメラ用の三脚で測定ができる準備を行いました。
勿論三脚は金属やカーボンを使っていないものが良いです。
(だが、それは一般人の手の出せない領域の価格帯)


理想を言えば、糸か何かでアンテナを浮かしながら測らないとアンテナ係数がずれるのでしょうが、ホームセンター野郎にはそんな高尚なことはできないので、プラスチック螺子とプラスチックボルトで若干浮かせてマウントすることにより、誘電体の影響を気持ち少なくするようにします。
それに、プリント基板アンテナとはいえ、穴をあけたくはないのですが、致し方ありません。
次回は持ち手の部分を用意したアンテナを作ってくれることを期待します。
勿論、そんなに気になる程度に影響はないと思いますが、測定するときは使用をしないアンテナは螺子マウントなので、外しましょうね。


これも
アンテナ周りで2万円、
板と螺子で3千円
工具類で5千円
はかかっていますから、3万円+技術料で、10万円近い生産をしたことになります。
私は休みの日&夜中に何やっているんだろう…
…仕事をくれる方を募集します。(違


アンテナが準備できたので、あとは適切なスペクトラムアナライザを購入すれば完了なのですが…高いなぁ~とても一般人が手を出せるものじゃぁありません。
ということで、ボチボチとお金を貯めながらどうやって測定するかを考える事にします。
個人的には何でも使えるkeysightのFieldFoxハンドヘルドRF/マイクロ波アナライザが欲しいです。
誰かください(違

ちなみに、太陽光発電業界において、この手のノイズ測定が関係ないわけではありません
CISPR11の測定も必須要件になりつつありますし、近々に制定される規格 IEC62920 もこれらの測定環境が必要です。

現場でどのように計測するのか?は結構意見が分かれるところですが、普通に業者にお願いした場合は、1日100万円~500万円が妥当な価格になります。
勿論対策費用は別ですから、この凄い値段をどうやって捻出するか?が勝負になります。
厄介なことに、この手の太陽光発電業界にいる投機目的の銭ゲバさん方はお金を一銭も払わないが、何とかしろと言い続けます。
この人たちに対して、世間様に訴えられてもいいならどうぞご自由に…』なんて冷たいことは言わず、宥めながら資金を出させる腕が必要です。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2016年10月9日日曜日

相手と対話するための必須要件の一つ

おはようございました。
ついこの前まで色々ありまして、勝手に一人で憤慨しておりました。
ですが少し時間を置いたせいか、ようやく落ち着いて参りました。
大局を見ながら落ち着けると、全ての事象は繋がっていることに気付き始め、そんな事もあってか
『まぁ、しゃあないよね〜』
で、済ませられる程度だと気付きます。
離れてしまえば、気分を害される事も無いですし、私にちゃぶ台返しを喰らわせた所で、私が離れたら元の既定路線に戻るだけです。

元の状態に戻ってこれからも停滞するっていうのが痛手ととるか、私みたいな人間の意見を採り入れて冒険するのが痛手ととるかは組織が決めることです。
今回は2択しか有りませんが、真面目にやってくれる人で全権任せられる人を探すとか、他にコンサル入れるっていうの手もあります。
実質コンサルエンジニアのはずが、コンサルを呼ぶっていう他者から見たら一見不思議な行為を受け入れだけの度量が組織にあるのかどうかは別問題ですが…。
結果はそのうち歴史が示すものですから、私が気に入らないならそのまま離れればいい。
そう、そうやって転職も繰り返しました。

私がキレるのは大体は致命傷に至る状態でして、そんなキレ方をして出て行った会社は殆どが傾いていますが、私にも打撃がきつかったようで、おかげで今の有り様です(涙)
今回はキレたというよりは匙を投げてしまったというべきで、現状維持で暫く収まるという行為ですがデフレ大国日本においてそれは後々の致命傷かも…。
(今はデフレですが、もう直ぐインフレ確定ですしね…)

さて、愚痴はさておき本日のお題。
少し前に、新しいビジネスを始めたいのであれば敷居を下げなければなりませんという話をしました。
この話を少々掘り下げようと思います。

簡単に纏めて仕舞えば、人間は感情で動く生き物であって、少々先の話を配慮した行動をとることは非常に困難です。普通の人間であればあるほどに感情を除いた行動は難しいのです。
そんな中、目の前に小さな段差・ハードルがあったらどうなるか?
答えは簡単ですよね。できる限り避けられます。
特に最近は責任が関わった瞬間に逃げる輩が多いです。
仕事は責任を対価にして収入を得る事ですから、そんな働こうともしない輩は沙汰されて良い筈なのですが、そういう輩は自分が首を切られないための施策に余念がありません。
ですので、そういう輩相手の不安を煽るビジネスが流行り、詐欺まがいの商売が成立するのです。
ですがこの不安を煽るビジネスは、往往にして長続きしません。
理由は簡単で、煽られただけの不安(=心配しなくてよい状態)である事を認識してしまい、不安のハードルがどんどん下がるからです。
おまけにそういう輩はバブル期入社以降減少しつつあります。
採用が厳しい・昇進も厳しいガチンコの世界で生き残りをかけて戦っている人員がそろそろ40歳近くになります。
甘々環境で生きてきたバブル期入社のおぼっちゃまはともかく、そういうガチンコ勢にこの不安を煽るビジネスはあまり効果的ではありません
不安の提示は相手をビジネスの中に引き入れる導入には良いかもしれませんが、長続きすることはないでしょう。
近々に動き始めているビッグデータやAIを利用した不安を解消する市場が成立する前に早めに切り替える事をお勧めします。
もう一度正攻法は何か?を考え直しましょう。
  • 地道に信用を得ながら、客先の導入に関するハードルを下げて、信用を確立させる。
  • クレーマーと客の境界を明確化して、自社社員と他の客を守る。
よく世間でブランディングとか言われますが、ブランドとは地道にこの様に築くものです。
ブランドが一朝一夕で築ける程度の軽いものなら、誰も苦労はしませんし、その程度のものなら直ぐに壊れます。

ビジネスは一見遠回りですが、これ以上の良い手はありません。
いい謳い文句を延々並べる方もいますが、そんなのさっき言った不安を解消する商売が出た時点で、沙汰されます。
結局近いうちに、何らかの曖昧な基準値を持った格付け機能が市場で販売され、その格付け機能によって、口先だけの低級な商売は沙汰されるのです。
客が持っていなくとも、競合他社がいれば競合他社の強い販売ツールになり、程度の低い順につぶされます。
銀行に持ってゆけば、与信判定材料にもなりますので、この市場はものすごく大きいです。
(それぐらいの時期に銀行が生き残っているかどうかは結構怪しいですが…)
ですが、今は人の手で行われています。近いうちにビッグデータとAIがその役割の一部を担うことになるでしょう。

素直に客を失望させずに、良い仕事をして、対価を十分支払ってくれる良い客探しと客作りを目指しましょう。

あ…当然ですが、この話は、商売立ち上げ後の話ですよ?
商売立ち上げ時は、こんなことだけでなく、より違った方法論が必要になります。
それはどこかの機会にまたお話ししましょう。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年10月8日土曜日

原発停止による影響で、久々の大規模な停電発生に見る危機感の無さが今の日本を表している

おはようございました。

原発停止を火力発電をめい一杯動かして何とか運用していたのですが、久々に原発停止が起因する大規模な停電が発生しました。

2016/9/8のお昼過ぎです。
碧南火力発電所の410万kWの送電線が雷害に合い、送電線の停止を余儀なくされました。
また、夏場のクソ暑い雨天という結構な条件ですので、エアコンはガンガンに使われ、周囲の電力管内は予備電力があるわけもなく、経済的に優先度が低い地域の岐阜方面の方々や一般家庭の送電線を電力が安定するまで順番に落とすという、苦渋の決断をした訳です。

太陽光発電?雨で発電するわけないでしょうが 、むしろ変換器と空調関連で電気を食ってましたよ

これで落ちた経済効果って何兆円なんでしょうね?
3〜4兆円ぐらいなら石油・天然ガスを輸入しろというお馬鹿さんがいますが、巨大な雷が危険部位に落ちたら一瞬で兆単位の損失が局所的に出るのでそんなレベルの話ではない事に早く気づいて欲しいものです。
目の前にほぼ確定で転がっていた利益を自ら全部処分している訳です。
勿論、中間生成物・仕掛品もすべて廃棄処分ですから、環境破壊も尋常ではありません

この問題は、浜岡原発の316.7万kWが稼働中であれば予備電力があったために助かっていましたし、関西電力の原発が稼働中であれば、緊急的に融通できたために、なお安全であったでしょう。
送電線の電気は貯めることができないエネルギーです。生産と消費が同時に行われます。
貯めることができるのは、一部の揚水発電所ぐらいです。
蓄電池?そんな電力密度の低い高価な代物が使える訳ないでしょ?

反原発の方々はおめでとうございます。貴方方の成果が明確に出ましたよ?
少しでも反省しているならば、岐阜方面・停電の影響を受けた方々に謝っておくべきです。

私は原発は最終的にやめるべきだとは考えていますが、今のエネルギー事情では時期尚早である事も述べています。
自然エネルギーはその不安定さから、必ず蓄電池設備と組み合わせて使用せねばならない設備です。
ダムを増強して揚水発電所を増強しながら…とか、いい蓄電池ができてから大きく推進すべきなのです。

それに現時点での石油依存は大変危険です。
心無いアメリカと日本のせいで発生したイラク戦争&アラブの春というテロ事件
正義を語る悪の化身の2国=米とその俗国(日本)は平和な地域の破壊工作に余念がありません。
この影響で絶賛大混乱中の中東情勢だけでなく、中国の覇権国家への挑戦を指を咥えて見てるだけの日本の石油輸送経路は中国に完全に抑えられつつあります。
何時みかじめ料が発生してもおかしくありません。

もうね、アホじゃないですか?バカじゃないですか?
ひたすら周りに文句を言いながら、当たり散らしつつ自分で自分の首を締めて大喜びしてるのですよ。

いい加減現実を見て、仕方ないけど一歩進む気持ちを持とうとは思わないのでしょうか?
政治家の責任にしてはいけません。役所の責任にしてもいけません。
主権は国民なのですから、自らの足で議員さんに陳情して、国を守るべきなのです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2016年10月1日土曜日

顕微鏡のライトを作成する

最近小道具を何も作ってないなぁ~とふと思い立ったので、
顕微鏡の下から当てるライトを作成してみることを思い立ちました。

ここで紹介したサブミクロンオーダーまで見ることのできる照明についている顕微鏡でございますが、上から当てるリング照明があるものの、透過させてみたいものを見ることができません。
さて、そこで裏から当てるLED照明をこさえました。
使用したLEDはウォームホワイトの3W、定電流式のLEDドライバを組み合わせて、ボリュームで明るさを調整できるようにしています。

追加したのは下側の放熱板&ボリューム付きの照明

これで透過させながら見ることもできますし、上からの万遍の無い照明で影の影響を少なくしながら見ることもできるようになりました。

ちなみに、測定できるサイズはこんなもんです。
1mm100分割のガラススケールの撮影を行いました。10μmオーダーなら余裕で見ることができます。

最低倍率での撮影

最大倍率での撮影


よく勘違いされている方がいますが、LED照明の肝は放熱とレンズです。
電子回路はあくまでも当たり前のことであって、そのうえで、

  • 点の熱源をいかに分散放熱してLEDの温度を上げないようにするか?
  • 点の光源をいかにして目的の広がり方に持ってくるか?

熱源の処理は特に重要で、温度が上がるとすぐに劣化して寿命が短くなります。LEDは発熱原が点ですから、分散の方法も重要です。
いかにして熱をこもらせないか?が勝負です。
できる限りの熱の分散と、放熱対策をしましょう。
数W程度の放熱程度だなんて甘い考えはしないことです。可能な限り60~80℃ぐらいに抑えましょう。
その考えで熱源の処理方法を考えると、かなり大きな放熱方法が必須要件になります。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年9月25日日曜日

採用は場面によって変わるもの

おはようございました。
最近の仕事・採用の方向性に問題があるように感じたので、愚痴ってみようと思います。

少々偏った言い方ですが、日本の技術職という環境において、

  • 新卒採用は計画性のある経営
  • 中途採用は経営方針の失敗を埋める一手

です。
そのため、採用方法も選考方法もその基準も大きく異なります。
この差は大きいのですが、意識されない方々がとても多いように感じております。
特に、中途採用

先ずは自らの経営、方針、組織の運用がうまく進んでいないことを認めるところが出発点ですので、その点を抑えねばならないのです。
会社の忠誠心という観点から、中途採用は新卒採用以上の忠誠心は得られません

良い成果物は掛け値なしの自己実現にあります。
必要なのは、良い企業に必要なのは安心した生活環境と、長い時間をかけて提供した生産に対する対価です。
そもそもそれ以前に、会社が社員第一を考えなければ、忠誠心もへったくれもありません
客が第一とか言って、クレーマー相手の商売をやらせている時点でかなり怪しい。
この点で大体の企業はアウトなような気がしますが…。

それなのに、なぜか会社への忠誠心を問うおバカさんがとても多いです。
対価も何もまだ渡していない、むしろ、相手の時間を拘束して相手に負の財産・投資要求を強要した立場なのに、何奴隷に成れと言っているんだ?採用する気ないだろ?

ここを抑えねば、間違いなく中途採用は失敗、若しくは、徒労に終わります。
今足りていない人員の補充を中途採用で埋める…なんて安易な発想は控えるべきです。
人の力ではなく、技術力で伸ばせなかったという事態が、今の会社の惨状であることを認めるべきです。
そんなものは、新卒を鍛え上げた方が忠誠心も高く、要求に近い人員を準備する事が可能になります。
中途採用で得られる利点を整理しましょう。
主に狙うべき利点は、

  • 会社の空気を変える
  • 新しい知見や技術を導入する
  • それらの融合に拠って、軽いイノベーションを起こす
  • 社外に対して遅れている差を埋める
  • 重要な位置づけの人員に対して、意図しない失策(退職)・不幸による欠員の補填
何にしても、中途採用は圧倒的な格差を生み出すか、失策の修正の何方かでしかありません。
最後の重要な位置づけ人員に関する事項なんて、俗人的な問題は最初から潰しておくのが定石です。
中途採用は会社の運営上の問題であるのは、認めざるを得ないでしょう。
おまけに中途採用は応募してきたからといって、必ず入社したいわけではありません
採用側の会社が業界1位でない限りは、近い職種ならば何処でも構わない場面が多いです。
つまり、中途採用は相手が競合他社に行く可能性もあります。
社会人経験の如何によっては、立場が逆転して、相手が上手で選択する側である事もあります。
業界によっては、相手が客の立場であって、自社製品の技術的評価に繋がる事すらあります。
ですから、場合によっては守りの一手を配慮して採用を考えねばならない事もあります。
それなのに、自社の仕事の欠員補充の多いこと…。
中途採用を求人しているのに、求めるものは自社の仕事の延長線上の業務とか、頭おかしいんじゃないのか?

中途採用に於いて、下手な採用方法は採れません。
中途採用をする意味は何ですか?
この意味を理解してから、採用方法の一歩を進めることをお勧めします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年9月19日月曜日

固定価格買い取り制度(FIT)が詐偽の塊であることを認識しましょう

おはようございました。

漸く固定価格買い取り制度(FIT)による詐欺紛いの銭ゲバ政策が壊れ始め、
『イイぞ!もっとやれ!!』
と思っている今日この頃、如何お過ごしでしょうか?

この法案は当時の政府と東京電力が原発を人為的に発破耐久試験を行い、華麗に反原発と中国系朝鮮ハゲの銭儲け(大規模負債の補填策)日本の対外純資産の海外流出エネルギー安全保証の能力を大幅に減少させる、海外の原発を日本に入札させないなど、様々な負の感性を繋げるという、ものすごい技を成し得た日本を破壊する法案でございます。
ある意味、国を壊したい連中の必殺技となった訳であります。
世の中ではこのやり方を
ショックドクトリン + レントシーキング
と呼ぶそうです。

私は英語以上に多種多様の意味を持つカタカナがわかりません。詳しいことは、調べてわかった気にでもなっててください。
カタカナの変化は早く、1年もすれば、また意味が変わるでしょう。
恐ろしいですね。
カタカナは英語よりわからないです。

さて、この財源について、世間様は余り気にされていませんが、消費税増税なんか話にならないぐらいの(実質的な)増税になっているのですが、余り表に出てきません。
再エネ賦課金という形ですべての需要家に強制徴収されています。
具体的な数字でいうと、

  • 高圧需要家は10〜17%ぐらい
  • 一般需要家は10〜13%ぐらい
固定価格買い取り制度によって再エネ賦課金がすべての需要家から徴収され、太陽光発電を運営している拝金主義者に配布されています。
おかげで、日本で作った製品もその分値上げされているわけです。
原発の強制停止で石油やガス価格が上がり電気料金が10%〜15%ぐらい上がっていますから、12〜35%ぐらい上がった事になります。

勿論、原発の強制停止で上がった分は海外のオイル屋(中東)に3〜4兆円納めています。
輸入にかかるお金は海外に何かを売ったうえで、稼ぐ外貨(ドルが中心)でなくてはなりません。
日本円は海外では通用しないからです。
そのお金、どこから出るのでしょうか?
太陽光発電で稼げるわけありませんよね?
むしろ太陽光発電パネルや資材の輸入でこの分野の輸入が増えたわけですから、より日本が貧乏になり、経済的に困窮する羽目になりました。
よく勘違いされている方がいますが、太陽光発電のシステム全体を構築して、維持管理するために使用する全部のエネルギーは、太陽光発電パネル自体が生涯に生み出すエネルギーよりはるかに大きいです。
(薄膜系、CIS、CIGS系を除く)
パネル自体は5年~10年ぐらいで生み出せるかもしれません。ですが、設備全体ではそうは簡単な話には済みません。

原発を止めた分の電気・電力の補填は石炭火力です。
CO2はどこ行ったの?酸性雨は?
あれれ?おかしいですね?知らない間に消されました。
太陽光発電は天気が良い日にしか発電しませんから、天気が悪い日のために予備力として何かしらの発電設備を準備しなくてはなりません。
ですが、現時点での電池・蓄電設備・2次エネルギーとしての水素施設は開発が遅れており、まだ実運用域まで完成していません。
それで、結局は火力発電所の増設をするわけです。
CO2削減や酸性雨対策はどうしたのでしょうか?真逆方向ですよね?

結局、太陽光発電と固定価格買い取り制度は、東京電力の原子力発電維持管理能力の低さを題材にした、電力会社と一般国民からの搾取(再エネ賦課金)で太陽光発電設備を設置した会社に利益を与えるという構図なのです。
誰も得をしないし、ただの資金移譲のために森林が破壊され環境が破壊されます。
再生可能エネルギーは環境にやさしい?そんなことはありません。

恐ろしいですね。誰もこの構図を表沙汰にしません。
正しく運用すべきは危険な組織体制である電力会社(東京電力)の原発はすべて停止させ、その他は逐次津波に対する強化策の実施という方向性が正解だったわけです。
放射線?甲状腺がん?長崎・福岡の方が強いし、がんの比率が高いですが何か?
(韓国や中国で垂れ流しの放射能が流れているのでその影響です)

もちろん再生可能エネルギーの開発は続けるべきですし、不安定化を抑えるために蓄電池をセットで開発しなければなりません。
現行の原子力発電は最終的には廃棄すべきですし、トリウム溶融塩炉あたりに収束してプルトニウムと濃縮済みのウランの削減を実施するべきです。

我々はこのひどい詐欺の実態と何が起きて今のような詐欺が広まったのか?を真摯に受け止め、二度と同じような真似をしてはいけません。

大事なことなので、もう一度言います。
太陽光発電と固定価格買い取り制度は、東京電力の原子力発電維持管理能力の低さを題材にして危険をあおり、電力会社と一般国民からの過剰な電力料金搾取(再エネ賦課金)で太陽光発電設備を設置した会社に利益を与えるという構図なのです。
誰も得をしないし、ただの資金移譲のために森林が破壊され環境が破壊されます。
再生可能エネルギーは環境にやさしい?そんなことはありません。

こんな馬鹿げた制度は早く廃止し、まともなエネルギー政策に動いてくれることを切に願います。
これ、3.11からずっと言い続けているのですが、一部の識者以外は相手にしてくれないんですよね…。

メディアの洗脳ってとても怖いです。さすがは白痴箱って言われるだけのことはあります。
思った方もいると思います。
CO2はどこ行ったの?酸性雨は?
あれれ?おかしいですね?
報道は自分が報道したいことを言うのであって、自分の報道したくないことは目を瞑る、それが彼らの言う報道の自由です。
一回洗脳されると、ある意味主教的な妄信状態に陥ります。
何かしらの問題を見つけたとしても、もう後戻りはできません。
自分の正当化のために、何が何でも言い訳をし続けます。認知的不協和というやつです。

皆様もこんな詐欺に溺れて自らの魂を汚すことの内容に行動されることをお勧めします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2016年8月27日土曜日

教祖様になりなさいという一部マニア向けの社内統制論について

おはようございました。
現職では社内SNSを使っておりまして、私は最近そのSNSの使い方で、ある重要な位置にいる方とガンガン揉めあってまして、私が勝手に一つの着地点を見出したのでお話ししようと思います。

結論を先に言えば、揉め事回避のために今後一切社内SNSには投稿をするつもりはありませんし、私は現職を出て行かざるを得なくなりそうです。

さてえ話を戻しまして、私は訳があって、このままの会社状況は非常に良くないと感じております。
深くは言えませんが、社員が仕事をうまく回そうとはせず、旧態依然の方法で時間をかけてこなす事が評価であると多数派が誤って認識しているためです。
また、残業時間が努力した数値指標になるために、方法や手段を変えようともしません。

この状況は非常に拙いです。
バブル期以降の悪い風習だけが残っており、生活残業という悪行の正当性が認められるわけです。
残業は便利です、具体的な数値が出ます。数値!数値!と無意味に目標の数値化を騒ぐ管理側の人間にとって、こういった具体的な数値というものは大変ありがたいもので、残業は嫌々がんばったという事実として評価の指標にしやすいです。
半面まともな成果ほど中長期の話になるので数値化しにくい。感覚の世界です。
ブランドって数値化できますか?技術力や製品の能力って数値化できますか?
順位?あれは単なる作為的な意識調査でしょ?知っている人しか知らない程度のメジャーでもない企業が本当に無作為調査をするなら、測るために国勢調査並みのことをしても出てくるかどうか怪しいです。ここを間違えている連中の多いこと…。
そんな訳で、数値化と騒いだ会社は短期的視点でしか評価せず、大した目標も立てられず、実質企業として機能しなくなり、ほぼ傾きます
(この話題はまた今度)

さて、話を戻しまして、なんとかしたいと言いながら、入社数ヶ月前のヒラが会社に影響を与えられる訳もありません
そこで、社内で利用されているSNSを利用して鍵になる人材の掘り出しと思考意識の正当化を方法として利用しようと考えました。
幸い、SNS入会に合わせて表示される規約に大きな制限はありませんでした。
公序良俗に反する書き込みの禁止だけです。
ちょっと強行気味な進め方でしたが、社会の動きに全くついて行けていない今の会社組織を変えるには残された時間がないと、半ば強引に自分を納得させながら推し進めました。
際どい問題でも素直に取り上げ、深く考える重さとその先の面白い世界の話をあげようと躍起になっておりました。
私の実現しようとしていたのは、先ほど述べたように
『考える力を失っていないこれから鍵になれる人材の掘り出し』
鍵になれる人材への考える力の再醸成』
そして、そこから先に生まれる
『社内の人材の自発的思考化』
『安易に鵜呑みにしない・騙されない深い思考力のある組織の醸成』
という、結構壮大なお話しを考えておりました。
ようやくジワジワと考える人の掘り出しができてきて、考える事が浸透し始めたな…と思った矢先の事です。
某欧州のEU問題に始まった話題提供で、会社側と私の意識の相違が如実に明確化したのです。

その時私はそのお方にダイレクトメッセージで大きな釘を刺され、その大元の話がオイルマネー戦争&宗教戦争由来の揉め事であったり、移民問題であったり、会社の方向性の真逆である反グローバル化の影響であったり、会社自体が某宗教的学会のバックアップ(選挙関連)をしている事役員の大半がグローバル化推進論者であった事もあり、そっち系の話題がNGだったかもしれないと思いました。

また釘を刺された内容や、その後の発言を見ると、かなり表層側の薄い話でしたので、そのお方の見てる世界の様相に関しては、アメリカの国家戦略会議や中野剛志氏、藤井聡氏という、超王道な方々が見て危機感を警鐘している大元の問題については見えていない(寧ろ、あんな悲観的な客観的事実は見たくないのかもしれない)のではないか?と思った次第です。
おまけに私の周囲もこの影響を受けまくっている人が溢れかえっており、某大阪元市長&元府知事は偉いだの、売国系の議員さんやの名前や特亜万歳政策路線を挙げて凄いだの、建設関連の問題にしても元受け無視して下位の下請け叩きの同調など、恐ろしい事この上ないです。
こりゃあ国際的な話からの意識改善は諦めた方がいいのか?
歴史・誤認を認める意識の移り変わりなど、超良い題材なんだけどなぁ〜と思い、この手の話題を避け始めた訳です。
SNSからアカウントを消し、ロビー活動にシフトし始めたのですが、現場の方々からの色々な強い要望もあり、SNSに何度か再度の招待を受け、その場ではそっち系の話題を避けて投稿しておりました。

その後しばらく経って定時で上がろうとしない社員の問題提供の場がありましたので、実際に過去行った意識改善の実施例と実際の残業0への取り組みと成果の話をあげたのですが、即時に結構な釘刺しがありました。
これを受けて前回の刺されていた釘の位置が私の思っていた以上に大量に広範囲である事に気づかされる事になったのです。
今回刺された大きな釘の要約はこんな内容です。

  • 専門家でもない、何のクレジットもないお前が大層な発言をするな。ヒラはヒラらしくしてろ。
  • 長い文を書くな、周囲が引くだろ。
  • イイネ!を稼ぐような投稿をしろ。
  • 言いたい事がここに書いてあるから読め。『影響力の4つの特徴とリスク 人を動かすのに友だちはいらない』
想定以上の反応に少々戸惑いを覚えましたが、ようやく私のモヤモヤが晴れました。
読めと言われた本?の正直な感想を言うと『何を今更…知っている事だらけ』でしたし、このレビューにも書いてありますが、対外的(客や取引先)にはこれで良いですが、自社内ではこれでは非常に拙いです。内容は白痴を利用した動機づけと統制論ですから、社内が白痴化する方向・白痴化している前提になります。

本の内容を端的に言えば、周囲を動かす方法のうちの一手で、教祖様になれるヒントとその影響です。
重要なことなので何度も言いますが、白痴を利用した動機づけと統制論です。
これ、今のメディアが自ら腐った原因でもありますし、御用学者の胡散臭さはだんだん公知化しております。
白痴箱や本が生きがいのご老体にとっては教祖様活動は大変有効です。しかし、スマホで育っている若い連中にはそんなもん一時的で効果薄いです。
彼らは情報にあふれた世界で育っています。情報インフラのありがたみなんて希薄で価値を感じません。むしろ時間がたつと気持ち悪がられて逆効果ですよ?
あいつら超現実的で、すぐに鞍替えしますもん。(信念の希薄なガチの根無し草とも言う)
この世間にありふれているためにインフラに関する危機感がなくなる問題は、違う視点で日本全体を苦しめているのですが、それはまた別の機会に…。

さて、本の内容は、考える事を辞めた日本企業・サラリーマンにおいて、即効性は尋常ではありませんが、
デール・カーネギーの『人を動かす』には足元にも及ばない内容です。
そんな本?を勧めて来た事や、前回の釘刺され、実際の会社の実情などを鑑みて、私が会社を早急に降りるべきと悟った訳です。
見ている価値観も、その先のビジョンも全く違います。
勿論、
  • クレジットがあろうがなかろうが、センスがあるならば、クレジットぐらい自由につける事ができるのが貴方の立場でしょ?
(もし私がそういう立場なら、私へは付けるべきではない!とはっきり言いきりますが…)
  • クレジットをつけるべき相手を見分ける事ができる数少ない場でその考えは、この先(超人材不足で)非常に拙いのでは?
  • SNSなんて見たい人が見たい記事だけを見れば良いのではないですか?普通は無視、気が向いたら…の世界では?
  • 寧ろ、安易なイイネを嫌う人の方に、高い理念と信念を持つ優秀な人員がいるのですが?
  • 不適切と思ったら削除して欲しい旨は書いてたのに…。
とか、色々突っ込みたい気持ちもありますが、もうどうでもよくなりました。
そのお方はグローバル化推進論者の方ですから、格差拡大社会、資本の集約と貧民の拡大を熱望されています。
会社は黒字が続いていますが、改革だの、制度変更だの、決算時期変更だの何かしらの言い訳を付けて給与については全体で下げ出資方向です。それが本来の会社の意思でなくとも、実際に起こった実態なので否定のしようがありません。
会社はいつも金(収益・利益)のことばかり部下に言っているので、この会社は大丈夫かいな?と思っていたのですが、日に日に危機感を覚えております。
グローバル化が何をもたらしたか?EU、アメリカ、中国をはじめとする世界の守銭奴がそれを事実として証明しています。

愚民縮小、民度向上、平和な国への基礎力向上などのために中産階級の拡大などという、過大な妄想強く望む私とは、余計に相性が悪いでしょう。

会社の状況も長期的戦略面で芳しくない事ですし、私はヒラの仕事で満足するほど安い人間ではありません
世の中は世間様に貢献してナンボの世界です。
この考えの正当性は歴史が証明しています。
世界に貢献した成果でもって、魂の価値が決まるのです。

勿論、できれば仕事の対価も欲しいです。
現状で既に、備品購入・書物購入・機材購入などで会社に対して毎月10万円程の出資を余儀なくされています
あなた方の『予算!予算!』連呼で備品すら満足にかわせないから私は毎月赤字で悩んでいるのに、この逝かれた仕事内容、扱われ方、そしてこの仕打ちですか?と思う事もしばしば…。

入社後、異様な空気と危機感を強く感じた私は、一気に真面目に何とかしようとしていました。
しかし、この件もあって私自身が真面目に会社に貢献しようとする事がアホらしくなってしまったので、現職で勤める気力を失いました。
勿論、この釘刺されの間に色々あって、

  • 技術開発投資に関する時間・金銭意識の世間様との大きなズレ
  • 技術開発投資ほど中長期で安定して儲かるものはないのに、わかっていない実態
  • イノベーションを起こすのにかかる費用意識と世間様からの乖離
  • 技術力は買えるものではないのに買えると意識している傲慢さ
  • 人の重さ、教育の長期的戦略意識
  • 商社であるにも関わらず商社機能の希薄化と打開策模索をしない実態
  • 口先で食ってゆける時代では無いのに、改善努力無く口先だけで何とかしようとする実態
  • 会社の次期戦略面の大局観の無さ
  • 現在関わっている職務が数年かけても何もできていない状況の杜撰さ
などなど、様々理由はあります。

製品や技術成果は買えても、その背景や生み出し方、イノベーションという実力の伴う資産は、決して買うことができません
それは技術が俗人的なものだからです。

現職は、社畜様には酷い会社ではないのです。
歴史も相まって、内部留保も規模の割に異常な程持っていて当然の企業ですし、易々とは潰れはしないでしょう。
事実、与信のために現職の会社を通したい要望ばかりですし、そちらの要望ばかりで仕事の話が前に進みません
私の抱える仕事も、最近ようやく技術力や手回しで少しづつ前向きな仕事が増えましたが、やる気あるんかこの会社?という状況で、他所の部署もこの実態は自社社員ですら認めるところです。

そのため、ネットの噂通りあるように、超自発的な人間にとっては、狭すぎる企業であるのは間違いないところです。
ネット上で集めた怪しい噂も、ディープラーニング処理を施せばかなり正確な情報に値するのかもしれません。
火の気のないところに煙は立たないのです。

現上司がちょっと強引にねじ込んでくれた予算も、今後はその額面以上つく訳ではないですし、何もない状況からの事業確立としては非常に厳しいですね。
私が目指すところと会社組織としての意識が、とてつもなく離れており、恐らく余程の事がない限り近づく事はないでしょう。
この場合はどうすべきか?
簡単ですよね。出て行ける余力のある人間から出て行くのです。

企業の役員は全社員の家族を背負って判断する立場で、会社を変える事はかなりの死者が生まれる可能性があります
恐ろしいまでの判断と能力を求められていますから、高い給与と高い裁量が認められているのです。株主訴訟の対象にすらなりえます。実質無限責任です。

一方、私個人はどこでも行けますし、明るい未来を生む力はあっても、それをどこで実現しようと構わない立場です。
これから救える人の数や種類は多少変わりますが、死者が増える事はまずありません。あったとしても自分の家庭ぐらいです。

捨てても良いものをどれだけ持っているかの差が、役員や組織体制と個人の差です。
という事で、近いうちに身の振り方を考えようと思います。

こんな
平の癖にどう見ても平がしないことしかしない、そういう逝かれかけた私でも欲しい!
という要望があれば、喜んでいきますので、ぜひご贔屓にしてくださいませ。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



2016年8月25日木曜日

○○ホールディングスとかいう株主崇拝&拝金主義組織体制に思うこと

おはようございました。
ここ十数年、税金の払いたくない願望の現れ、並びに現職のバブル期入社連中の職制当て(無能管理職の引き当て先)などに利用される制度として、持ち株会社制度フランチャイズ運営方式流行っております。
いわゆる合法的な脱税です。
黒い順番で表すと、
タックスヘイブン>フランチャイズ経営方式>持ち株会社制度>社内カンパニー制度
こんな感じです。

これ、本筋とはかけ離れた会社の構造になるため、かなりの問題なのですが、誰も焦点を合わせて話しません。
そんな中、政府が漸く配当金の課税強化(30%以上を目指す)に着目し始めたので、論点に挙げたいと思います。
日本では、こんなに法人税下げてもらって45%近く→20%台)も、まだ屍から吸いたがる者がいるのです。
暖簾代、コンサルティング料とか言って、チューチュー吸い上げて合法脱税であります。残念な企業倫理ですよね。


さて、無能管理職(負の生産者)を実質的に何もしなくて良い・何もさせない管理職立場に追いやるというのは、『クビチョンパしろよ!』という声はさておき、一定の収益改善効果、並びに会社の士気低下抑止策としての効果は、誰もが認める良策でしょう。

無駄に残業をして、部下の帰宅を阻害しますし、残業を作るという事は、生産性を下げ続けるを意味します。

残念な連中さんは、部下へ“残業してる=超仕事している”という間違った意識を植え込み、仕事の早い良い人材を攻撃する兵隊の育成に余念がありません。
おまけに努力をしない、する気もない、学ぼうともしない、だけど自尊心は異様に高い世代なので、簡単かつ揉め事を起こさずに大きな損失を出さずして無効化するにはそれなりの効果が得られます。
会社としても収益改善に進みますし、蚊帳の外に捨てる事ができたなら、良い結果を約束されます。

しかしながら、その方法に持ち株会社制度やフランチャイズを用いるとなると、かなりの問題が現れるのは、誰も気にしていない様に思えてなりません。

持ち株会社制度=法人税を払いたくない連中の常套手段
というのは、配当金にかかる税金の安さからも皆さんもよくご存知の事と思います。
しかし、ただでさえ縦割り・上下関係にヒビの入りまくっている会社組織に於いて、こんな制度を導入すると、益々ここの組織の孤立化(最近はガラパゴス化とも表現するそうです)が避けられようもありません。

この問題を少し掘り下げると、組織の課題として、本来は組織全体の最適化を目指すべきですが、最小単位の組織の最適化に大きく傾斜してしまいます。

超拝金主義会社が多く犇めく日本においては、現状の会社組織の抱える大きな問題として、生産能力を上げても(サービス提供なら、その質や量を上げても)給与は下がるという、訳の分からない状況が、ここ20年ほど続いている現実があります。
この問題、最初はただの不景気だと思われていましたが、最近は漸く一部の方が『会社の拝金主義化と過剰貯蓄による従業員からの搾取』という事実に気付き始めました。
言い訳はもちろん

  • 『株式買取によるM&Aが怖い』
  • 『銀行が貸してくれない』
  • 『貸し剥がしが怖い』
  • 『投資しても短期回収できない』

という、どう考えても“経営者の能力不足”ですよね〜という事実を無視した言い訳展開で乗り切ろうとしている訳です。
順番に言い返してやると

  • 『M&Aの問題は1980年代から表沙汰だっただろうが、真面な経営者ならば外資規制が緩和された時点で株式公開辞める舵取りするだろう?戦略性に乏しいお前らの怠慢だよね』
  • 『しっかりした貸し出しして欲しい内容と、返却に至る経営資料を作って出したのか?貸してくれるだけの経営能力を認められないと認定されて自慢するな』
  • 『創業期でもないのに銀行数社に貸し剥がしされた位で倒れるぐらいに弱体化しているのなら、あんた経営センスないよ』
  • 一番儲かる中長期投資の技術開発投資をしてないから、土台がなくて短期回収できる案件が生まれないんでしょ?』
と、こんな感じです。
残念なことに税制上優遇されている日本では、このどうしようもない拝金主義的ホールディングス化の波はしばらく続きます
またその結果、会社の業務の細分化がより促進され、自分の職位以外の事象に手を付けてはならないという空気も物凄いものとなるでしょう。

事実、私も物凄い圧力をかけられています。
おまけに結構問題山積みの事業体系ですし、明確なビジョンや技術蓄積も無いので、いつも行き当たりばったりな運営であります。
正直早まった、それなりの筋から拾ったものならネットの噂は結構本物である事を思い知らされ、早々に撤退すべきなのかなぁ~と周りを伺っているところであります。
素人の私から見ても経営的にも、運営的にも、収益的にもかなり疑問符が並ぶ体系です。
この状況下で、数年後に全社員の給与を1.2倍ぐらいまで上げなさいなんていう政府の思いが当てられようもんなら、間違いなく連続赤字確定ですね。
今の状況から間違いなく言えることは、昔と比べて相対的に給与を下げているから、生き残っていると言わざるを得ない状態です。
なんだ、給与上がる気配無しかよ?と気づかされた時には困りました。貧困状態は延々と続くことが確定したわけです。
しかも、周りは貧困状態から脱出することが確定済みの社会情勢の中においてです。

結局、『分離する個別組織に全体を見渡せるほどのまともな指導者がいない状態』において、強引にホールディングス化をするとまともな方法で運営ができなくなり、会社が小さくなるかもしくは倒産の危機に瀕するんですよね。

ベネッセとか、ユニーとか、マクドナルドとか、フランチャイズ系の事業とか、個別最適目指して大失敗した例は山のようにあるのに、自社のマネージメント能力を過信して目先の金銭にすぐ飛びつくだなんて、生粋のギャンブラーだなぁ~と思う今日この頃でしたとさ。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年8月1日月曜日

今度の中部青年技術士会+愛知県技術士会でお話をさせていただきます

おはようございました。

今度の技術士会で、話題提供をさせていただく運びになりました。
半年の勉強の成果と、これまでの職から見える悟りの内容をお話しさせていただきます。

案内はこちら
中部青年技術士会:http://c-seinen.www2.jp/
技術士会愛知県支部:http://chubu-ipej.sakura.ne.jp/aichi/
技術士会中部本部:http://chubu-ipej.sakura.ne.jp/

私の話す内容の後半は、今後起こる日本政府の動向から、我々技術者がすべきことのヒントを提示してみようと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年7月30日土曜日

IoT World Conference 2016に参加した報告

おはようございました。
IoT World Conference 2016に参加してきましたので、簡単にご報告します。

配られた添付資料以外はあくまでも宣伝です。内容は積極的に売るためのIoTの話でした。
ガートナー社のハイプ・サイクルに従い、数年後にメジャー化すると思われるIoTに関して、様々な話題提供です。

MEMSの時もそうですが、この手のものは後5年後にはあふれかえっていそうです。

個別の話題:

①cisco

最初の講演はFANUCのFIELD SystemというIoTプラットフォームと、ciscoとの協業の話
ZDT(Zero Down Time:工場の突発的な停止時間の削減、これを削減できると仕掛品の損失が大きく削減できるので、かなり強力な武器になりえる。)や、ビックデータをうまく解析することによって、学習効果を飛躍的に挙げ、生産性の向上を図る内容でした。
現場の問題をIoT技術とビッグデータの処理技術を用い、故障予測・故障解析、過去の事例などからデータを集めて傾向を解析し、危険水準になる少し手前で計画作業を導入して問題を回避します。
閾値学習や工程の順序改善も、Fogレイヤーに蓄積したデータをDeepLearningによって、容易に実現することが可能になります。
これらのZDTや学習機能をして、工程やメンテナンスをを改善することが可能になった自動車工場の例を紹介してくださいました。
資料はここにあります


②NTTPCコミュニケーションズ

最近流行りだした格安simに関して、NTTPCコミュニケーションズでは、データ量にあわせて契約を自動に更新する例も紹介。
クラウド=怖いという顧客のために、インターネットを介さない通信業者だからこそ実現可能なクラウドを実現しているとのこと。

③ブレインズテクノロジー

Apache Sparkを利用したデータ処理事例の紹介。
太陽光発電のモニタリング、工場の故障予測、異常検出などが主です。
若い企業にもかかわらず賞を受賞できるほどの実力があることに注目です。
導入しやすいところに特化したため、企業を大きくできたとのこと。
この手の企業は手軽で動きが早いので、目的が分かっている人の実践向けでしょう。

④テラデータ

ビッグデータ、IoTなどの導入に関する問題・注意事項に関する話題提供
主に話されていた事は

  • 人よりも工場のような目的がはっきりしたものの方が進めやすい。
  • 動向観察の場合、判断できる職人の力が必須。
  • ソフトウェアへのコストが7割を超える。
  • ただデータを集めても意味が無い、投資の無駄。
  • データの解析方法こそが肝である。
  • 全てDeep Learningを用いなくても良い。多変量解析で十分な場合もある。
  • データのクレンジングができなければごみのデータに等しい。
  • フリーウェアがたくさん転がっているが、実使用までの実装にはものすごいコストが掛かる、ただではない。
  • データのとり方、使い方、目的を明確にしなくてはならない。
  • IoTをやりたいという考えでは失敗する。何のためにIoTを用いるのか?を明確化しなくてはならない。

です。“あぁ、耳が痛い”という方が多いのではないでしょうか?
要点として、ビッグデータのデータの取得と、解析は当たり前で、そのデータを採取するためのIoTという考えで進めなければなりません。
よくある『IoTが、儲かる!!』『IoTを導入すれば何とかなる!!』なんて考えだけで事業に手を出すような素人考えでは、話にはならないという半ば苦言に満ちた内容を話されていました。


⑤Capgemini

マーケティングの掘り起こし、データの解析などにに特化した話です。
一部のエンジニア・顧客などにに向けたアンケート調査をベースにして、かなり深い業界動向の状態認識と、今後の予測を立てていました。
コンサルティング会社だからこその方法ですね。
詳しい話はHPにたくさん事例が公開されているので見て欲しいとのこと。
その上で、実態の企業においてIoTをどのように活用してゆくべきか?というビジネス・経営者向けの話の展開なのですが、時間が少々足りずに、詰め込みすぎた感がありました。
多くの方には消化不良のようです。
私もチョコチョコ講演しているので、この問題には気をつけます。

⑥ニフティ

工場の例だけでなく、幼稚園の利用例も紹介
誰と誰が仲がよく、先生との接触はどのように回数なっているか?
よく利用される遊具はどれか?
など、結構面白いデータが取れたので紹介。
また、徘徊老人に対する検出機器をビーコンを用いて実装した例を紹介。スマートフォンで簡単に見つけられるので、実装が容易です。

トイレ+ガスセンサーでがん検出など、さまざまな例に使える事例を紹介。
ビッグデータの解析方法だけでなく、IoTを実装する方法も実際に紹介。
ラズベリーパイにも実装が容易なプラットフォームを提供することにより、より裾野を広げてくれています。

⑦コニカミノルタ
自社の工場に実装した実例の紹介。
マザー工場に近い場所を選定し、ビッグデータと解析を利用することにより、工場の生産性の向上が図れたとのこと。
競合が生まれやすい話題であり、具体的な話はかなり包まれた状態で話されました。
どちらかというと、導入するための経緯が主体です。

⑦所感

ZDTは個人的に、今更かよ…と思うと所もありますが、世間様はこんなもんです。
実は前の会社でもこれに近いことをやって、かなりの損失削減(恐らく一生分の給与以上)をできました。
工場の突発問題とは結構致命的でして、私が以前所属していた会社で1回の停止で500~1000万円程度の損失が発生していた様な気がします。
実装するまでの解析と、要点を洗い出すまでの事前解析がかなり時間と手間が掛かりますが、一度実現すれば、ZDTの要点をかなり的確に捉えることが可能です。
ですので、IoTを小遣いで実装するまでもなく、巡回点検で片付けることができました。
本当は24時間監視したいので、IoTを実装すべきだったのですが、私財投じてまで…とは思いませんでした。
当時の会社は…非協力的でしたね。損失削減は利益ではないと判断していましたし、時代の先に行き過ぎているわけですから、何をやっているのか?すらわからないのでしょう。
工場にオシロ持ち込んだり、高度な計測器をガンガン持ち込んでいたわけです。
(予算獲得のための実証目的だったので、あくまでも私物でしたが…)
よう分からんものには予算はつけないってのが常套であります。
結局予算は付きませんでした。
事務方は非難轟々でしたが、現場の人は大喜びです。
これ(=時代の先の技術開発と、現場の利益の両立)をするのが技術士なんですよ?

私が前に進みすぎていたので、経営側様は良く分からないことに投資などしたく無いと私を窓際へ追いやったのでしょう。
世間様が私に追いついてきたので、次のネタへと私は移行します。
資金と人員で圧倒的な差があり、勝負にならない世界になりつつありますからね。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年7月28日木曜日

コニカミノルタのELのサンプルを借りてみた

おはようございました

コニカミノルタの有機ELを借りてみました。
めちゃくちゃ明るいオフィスで撮影しても、撮影すると回りが暗くなるぐらい明るいです。


  • ハウステンボスに設置済み、屋外なので、その耐久性の高さを実証できている
  • 厳しい使用条件下から評価をしている
  • 他のテーマパークに多数導入済み
  • ハンマーで叩いても全く問題なく、機械的衝撃に非常に強い(実際に叩かせていただきました)
  • まげても(10R程度なら)全く問題ない
  • 様々な単色光ができる
  • ナローバンドなので、目に痛くない
  • フルカラーも作成可能


とのことで、色んな物に使えそうです。
これは楽しみな素材が出てきたなぁ~。夢が広がります。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年7月17日日曜日

実際に近い実態を学べる経済学に勤しむ

おはようございました。

数年前にマーケティングに欠かせない要素の一つに経済動向というものがあることに気づき、ここ1年程まともに使える経済動向を教えて頂ける場所を探しておりました。

そんな中、三橋貴明 氏が実態の経済動向と経済学の間のややこしい問題に関して、一番分かりやすい解説をしてくださっているので、一方的に色々と首を突っ込んでおります。

さて、今日は品川でシンポジウムを開催してくださり、その中でも『経済学者たちのキッチュ』なる話題提供がありました。

その話に我々技術者業界も色々と考えさせられる話がありましたので、勝手に宣おうと思います。

さて、私もこのシンポジウムの題目にキッチュとはなんぞや?と思った人間です。
カタカナを使う奴は基本的に胡散臭いというのが今の日本の共通認識のように浸透しつつありまして、できればなんか良い日本語は無いものか?と思った次第です。

色々考えたのですが…良い表現が見つかりませでした。
簡単に言ってしまえば、低俗化やタブー化のようなものみたいです。
低級扱いする事で、その話題=安っぽさを演出するという感じのようです。
そして、相手の自尊心を煽る・自らの自尊心を充足させると言いましょうか?
俺偉いんだぞ?的な、高尚な事やって居る俺様カッコ良いというか、え?そんな事やってんの?引くわ~的な…そうやって、考えさせなくするという感じです。
あ…単純に言ってしまえば意識高い系への進化(というか退化)ですね、これ(死

外国語を日本語ってのは難しいですね。
あっちの言語は感情の発声こちらは文学目的です。野蛮人的な感情表現体系に合わせたなかなか良い文学的表現が見当たりません。

さて、キッチュの話は政治経済の動向だけでなく、面白い程に技術業界が残念化した話に通じるものがあります。

○経エレクトロニクス○本経済新聞教本&経典として崇めた残念経営は、飛ばし記事上等、俺らが好き勝手に“ぼくのかんがえたりそうのせかい”を造ってやると言わんばかりの特亜偏り記事。
海外(特に特亜)への技術流出推奨、技術蓄積の妨害オフショア大讃歌、そして涙ぐましい程の特亜上げ上げ活動などなど。

真面目な技術者が真面目に考えた場合は、『そんな事ありえねぇ~』という与太話を懸命に経営者へ布教していたおかげか、昨今は○経教と呼んでも間違い無い宗教の布教を信じる宗派と、比較的ゆるいそうで無い宗派間で物凄い技術格差社会になりつつあります。
サブリミナル効果って言うんでしょうか?なまじまともな記事があるだけに、とても厄介な新聞・雑誌のひとつです。
どうせならCQ出版系並にサブカルチャー中心&間違い探しである方が、歴史的には優良な刊行物として君臨できたでしょう。

少し前にもお話しましたが、多くの現場は既に派遣社員が実際の実働をしており、正社員は生産から離れた場所で遊んで居ます。ですので、何に投資していいのか分かりません。
こんな投資を許可されても右も左も分からない企業様状態でいきなり経済が立ち上がったら、どうなるんでしょうか?ちょっと面白い物が見られる予感がします。

そして、これらの残念な事象は数年後には技術士というだけで最低年収1000万~も夢ではないかもしれません。
これでようやく高めの測定器が買えます(涙

さて、私もご多分に漏れず超箔給の技術職です。
日本に居るご都合主義のグローバリストさんたちは、海外の技術者に対する報酬に関しては輸入を拒否したのです。
日本の技術者の平均給与というのは、グローバル企業の新入社員の技術者より安いのですよ?

技術者の給与が減った・低いと言うのは、結構な問題なのですが、意外にもこの問題の意識が薄い事に驚かされます。
グローバル化の影響を受けて、会社がOJTという放置プレイを開始して教育を怠り始め、展示会系の出張など言語道断です。
面白いアイデアも、新市場は予算を立てられませんから、予算をつける事を拒否し始め、残念極まりない商品展開。
そして、権限移譲という名目で権限を与えない責任転嫁を流行させて、仕事に対する対価をひたすら下げ続けたのです。
そしてその結果どうなったか?
本来は勉強しながら仕事をする必要のある職は、一気に質の低下が始まりました。
普通であれば、企業でそっち系の人材は毎月一人当たり100万円程度の教育・開発用コストをかけるのですが、そんな状況はほとんど見当たりません。
少し前までは、家で勉強するために毎月5〜10万円程度の支出をしていた人もいるでしょう。
私もその部類です。が、残念な事にそういうまともに技術者をしたいという人は、殆ど姿を見なくなりました。
理由は簡単。物価の上昇に追いつけない手取り額では生活ができなくなったからです。
今の世の中では技術者と呼べるのは一部の富裕層の話になったのです。
ノーベル賞級の技術者を見た事があるでしょう。その人たちは決して裕福ではありません、寧ろ清貧です。
アレだけの事を成し遂げた人が、ちょっと前まで(ひょっとしたら今もかも知れない)お金で困る事があったりする…。
こんな世の中、何かが間違っていると思いませんか?

因みに私は超ヒラ社員ですから、本来貯蓄に回す予定を削って、
『夜越しの銭は持たない主義だ!』
『俺が景気を支えなくて誰が支えるんだ?』
とか勇ましい事を言って、
技術者として生き永らえようとしましたが、そろそろ限界点です。
昨今の技術動向に対応しようと懸命に努力しておりますが、計測器の性能勝負な世界になりつつある実情に家計が追っ付きません
そんな訳で生産技術に移行しようとしましたが、『移行したって、採用してくれるかどうか怪しい実態には逆らえませんし、何より生産技術の場にすらこの手の測定器勝負な世界が現れて来ました。
恐ろしいですね、生産現場は測定器の山にならなければ、生き残って行けないのです。
昔の野蛮なおっさんと、喧嘩っ早いガキの犇く現場のイメージはもう捨てなくてはなりません。


さて、設計の現場に話を移します。
残念な事に昨今に至っては、図面すら満足に引けない輩が設計者として大企業に勤め、派遣イビリで生計を立てている有様です。
派遣社員は来て欲しい現場が増え、人を手放したくない企業は正社員化が進み、人材が少なくなります。
すると現場を選ぶ権利が付与されて、残念な職場はそれなりに残念な連中の巣窟化が確定します。
派遣社員が居ないと成り立つ事が出来ない企業様は、この先どの様に話を進めるつもりでしょうか?

生産現場は海外への積極的な資本提供と技術提供の結果、今後増える主要の国内向けは老朽化でまともな生産も行えず、生産に関する研究開発投資はかなりの凍結で何も上がっていません
つまり、量も作れない。売れるものも作れない。
この先景気回復が目の前に迫っているのにもかかわらず、立ち上げ困難な状況下です。

今日も一部の中間層な方とお話をしたのですが、電子関係に投資をしたとして、日本で何が売れるの?と聞かれて私が返した返答が“耐久性の高い家電”と言ったのですが、真意が伝わらなかったようです。
このシンポジウムに来れる人間は今の世の中では富裕層ですもんね…。
実際面子を見ていたら、私がおそらく最低賃金ラインと良く分かる構図でしたし…。
今の若者は、給与が安すぎて中国製品しか買えないんですよ(涙
普通に冷蔵庫がない家だってあります。
増税もあいまって、車どころか、バイク、自転車すら買えない人がいっぱい居る実態を知らないのです。
若い連中は給与上がったら普通に買うって、炊飯器なんて犯罪並に米が旨くなりますやん。
若い連中に売れない訳が無い。
それでも売れない理由なんて簡単。入社後数年は手取り12~13万円。そこから家賃と光熱費+携帯代引いたら2~3万円です。はい残りは食費で終了。定期昇給?そんなもんねぇよ!!!
シェアハウスしたいのではなくて、シェアハウスでなければ生きて行けないのに、シェアハウスを商売にしようとかアホですか?


さて、話題を戻します。
数年前に景気が回復基調にならざるを得ない事は予想できたでしょうから、真面目にやってきた経営者は問題ありません。
しかし、多数派と思われるグローバル詐欺に引っかかる様な残念な方々(信者様)は大変な有様でしょう。
会社と言う家族を捨てた事は、大きなしっぺ返しが待っています。
私的には、あんたらのせいで首吊って逝った方々の詫びも兼ねて、首吊って消えてくれと思いますが…。
日本ほど金だけで片付けたがるグローバリストが育った国も珍しいと外国人な方々は良く言われます。
高度な社会では金で測れないものこそ真の価値があるのですが、そこは見えないものなので、非常に軽薄に扱われます。
そして、軽薄に扱う事は後々忌み嫌われる事になります。このしっぺ返しは例外なく歴史が証明しています。

そんな訳で、諸般の都合で内容は外に言えませんが、シンポジウムは泣け無しの大金を叩いて出る価値の高い内容でした。録音してあるので、通勤時に聴いて楽しもうと思います。
シンポジウム自体が本人がその気になれば直接質問できる機会もありましたし、富裕層になったら経済塾にも参加したいな…と思います。
尤も、私はその頃はクビチョンパでまた地方に飛んでいるかもしれませんが…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年7月11日月曜日

MORITEX製MHF-C50LRを修理する

おはようございました。
私の家には何故か結構良さ気な光学顕微鏡があります。
その光学用照明に、『MORITEX製MHF-C50LRDUL』なんていう、超レトロな品がおいてあるのであります。

さて、その照明が最近調子悪く、引越しした当たりから動かなくなりました。
しかし、せっかく家にある顕微鏡、微生物探求の欲にまみれ、たまには動かして汚泥の中をみてみたい…なんて思うのです。
ワムシもつりがね虫も好きですが、クマムシはもっと好きです。

そうそう、ついでに使用前後の水用フィルタなんかもしっかり写しておきたいですね。
水道って意外と汚くて、うわぁ~!ってなる事請け合いです。

さて、症状の再確認。
FANは回ります。ヒューズではないようです。
開けてみましょう。

電源かな?と思いつつ、電圧が出ていない事を確認したので外してみると、改造がされていました。

回路を追っかけてみると、この既製品の電源基板の裏に制御線が半田付けされており、強制的に電源を落とす事ができるようです。
じゃあその先はどこよ?って事で調べると、
ココの基板の中の


この回路のCN1に繋がっていました。
どうやらPC1(TLP-521)を介して、電源の制御線を落としにかかるようです。
回路を追っかけると、CN3からその元の指令が飛ぶ様ですが、ココを外しても反応無し。
CN1を外すと動く…これはおそらくフォトカプラPC1(TLP-521)が壊れたのでしょう。
頻繁に動く場合、バイポーラトランジスタは短絡故障が起こりやすくなります。
これは構造上の物なので、仕方ありません。
誰だ?半導体が半永久品だなんていった奴は?
使い方間違えたら寿命がすぐ来る品物だぞ?

とりあえずは近そうな製品ならなんら支障は無さそうな回路構成だったので、手元にあった近い製品を繋げて完了とする事にしました。
そして『ファイヤー!!』の掛け声を忘れずに、電源オン!

無事直りましたとさ…。
今回も故障して3ヶ月引っ張った割には、直そうと思ったら10分もかからずに直してしまった…。
要は私はやる気が無いのが問題であるという事が浮き彫りになってしまった訳です。
その気になれば自動車用のモータドライバが組める高級部品が一式あるのに、勿体無い限りです。
こうやって準備だけして、旬が来る前に準備したのに、いつも作るのは旬が過ぎた後なんですよねぇ~。
誰か私に全うな仕事という、やる気を下さい。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2016年6月25日土曜日

潰れる組織に注意して自らの行動を決定付けましょう

私が組織論を語るのはちょっと可笑しい気がしますが、今日は失敗する組織例の紹介をしようと思った次第です。

転職回数多めで、尚且つその職場の7〜8割は倒産しかかっている、若しくは潰れた組織に属していたこともあり、外れてはいないだろうと思います。
成功には大きな理由は要りません。最終的に決めるのは運ですが、失敗は必ず大きな理由や必然性があるのです。

ざっくりと挙げてみると、

  1. 単純なる人身売買系組織
  2. 事務を増やして仕事をした振りをする(=残業する)組織
  3. 付加価値の生産性を止めた組織
  4. 技術開発投資をする事を止めた組織
  5. 個人への依存度が著しく高い組織
  6. 特定(売国系)の宗教団体兼政治団体への肩入れを始めた組織
  7. 社会的貢献を度外視した企業
  8. 国の安全保障・動向に無関心な企業

といったところでしょうか?
結構な勢いで複数上げましたが、大きなところだとこんなものです。
こう見ると、結構な職場の選択失敗という過ちを犯して生きている事に気づかされます。

それぞれを少し掘り下げましょう。

1.単純なる人身売買系組織
理由は簡単ですね。
インフレ基調=正常な経済の場合、よっぽどのマゾでは無い限り、給与の高い職へ移りますから、デフレーションの世界のみでしか生きながらえる組織体系ではありません。
もうすぐ日本は有効求人倍率が上がり始めますから、暫くするとこの業界は終了です。
事実、これを見越した大手企業ほど新卒の囲い込みに大量の資産を投資しています。
不思議な事に、自己の技術を磨くために敢て厳しい世界に居座って居る人も居るので、変な世界であったりもします。
でもね、どうせ厳しい世界なら、それなりの給与のある世界の方が良くないですか?と思うのです。


2.事務を増やして仕事をした振りをする(=残業する)組織
3.付加価値の生産性を止めた組織
4.技術開発投資をする事を止めた組織
同一の括りです。
要は、金を貰う程の価値のない・生産価値が低い仕事に執着しており、個人の稼げる金額は物凄く低いのです。
誰でもできるような仕事なら、適当に捨てられるか、自動化されて終了です。
管理系の事務仕事なんて最高ですよね、無駄に書面作って、会議増やして、会議を減らすための会議して、ISO導入で事務を一生懸命増やす。
どうでもいいような生産の無いところでもPDCAサイクル回せと言って、時間と人員を費やさせてお仕事終了です。
で、無駄な仕事を生産しつつ本来必要な仕事の比率を下げれば、実質何もしなくても同じ給与は貰えるし、何より苦痛でたまらない環境の変化をしなくていいから楽に過ごせる訳です。
代表的な所で言うと

  • 在庫を持たない、問題解決もしない、責任も持たない、只の受け渡し業務に特化したような商社。または、投資銀行化しない商社(物転がし・転売業)
  • 貸し出ししないで国債運用をする大手銀行=只の金転がし(これは政府の肝いりで、敢て潰さないのですが内情は…)
  • 実質的な生産を生まない専門事務員・マネージャー比率が2桁%を超えているような何を管理しているのか解らない企業
  • 技術開発投資を営業利益の1桁%台にまで落とした技術系企業
  • 研究開発投資をしない自称先端技術企業
  • 設備開発投資を怠る市場シェアの高い企業

こんな感じでしょうか?案外と昨今の企業様はココが問題点である事が非常に多いです。
ここ20年余のデフレーションで、効果の見えにくい、ある意味博打である技術開発投資を実施する企業様が一気に減りました。
そして、デフレーションという金の価値の上昇によって、実質賃金が下がり、さらに国内内需の個人消費が6割なので、個人消費が冷え込んでしまってはどうしようもない状態…。
特に問題なのが、開発職の連中に昔は存在していた良いセンスが無くなるという問題です。

民生向け製品なんて、本気でその製品が好きな連中が、俺の欲しいものを創るだけで良いんですよ?
※業務機器は単純にこの限りではありません。

どうして

  • その分野の製品を好きでもない連中が、学歴だけでその仕事に携わっているのでしょうか?
  • 何の特徴も無い平均点主義にするんでしょうか?

感性を無視した商材は、耐久消費財の自動車・長寿命家電ぐらいでしかその市場での勝負はできないのですが…。



5.個人への依存度が著しく高い組織
本来企業は創業者や2代目あたりの経営者では無い限り、特定個人への強い依存は避けるべきです。
理由は簡単。その人1人の動きひとつで会社全体が一気に傾くためです。
技術者・特定の能力者である場合は、給与と待遇である程度縛れますよね。
しかし、経営権を持つ人間・マネージメントを行うべき人間に関しては十分な配慮が必要です。

経営者・マネージメントである場合、本気で帝王学を学んで、公僕に仕える事を善しとした経営者ならいいですよ?

そうで無い場合は、今の世の中が結果を如実に表しています。
例えば、日立は幾度か落ちかけましたが、そのたびに粗悪な経営者を切り落としました。だからこそ、腐っても自分の地位を守り続け生き残っています
ですが、三菱自動車やSONYはそれを頑なに実施しませんでした。そして、コストカットと資産売却に邁進しました。
結果、どうなったかは一目瞭然ですね。



6.特定(売国系)の宗教団体兼政治団体への肩入れする組織
これ、私はココ最近ようやく見えてきたのですが、かなり問題がある事に気づきました。
この問題は結構重要でして、頭の中がお花畑で無ければ成立しないので、割り切ったものの考え方ができません。
具体例を言えば、最近起こっているEU/Euroの崩壊の原因は移民問題と自主権の論争を主軸としているのです。
しかし、移民受け入れ=宗教勧誘の強化 であります。
宗教という方法で金銭目的の運営を行うには、できる限りの広い布教とお布施が必須なので、移民の事を論題にする訳にはなりません
間違ってはいけませんが、人の民度が高い場所ほど宗教は流行りません
それはそんなもの不要なほどに道徳がいきわたっているからです。
昨今の宗教は人の不幸に付け込み、相手から搾取するビジネスモデルが大半である事を認識すべきです。
ですので、宗教を流行らし、絶対的なお布施の母数を稼ごうとすると、嫌でも国としての自主権を失わせて、移民を活発に取り入れなくてはなりません
経営者がこの手の宗教に汚染されている場合はさらに厄介です。
移民受け入れ=安い賃金の労働者を手に入れる事ができるという構図があるので、経団連のように積極的なロビー活動を行います。
TPP(現代版日米修好通商条約)万歳なのです。
農協解体万歳です。カーギル&モンサント大歓迎です。
そして、防衛無くして、何時でも侵略どうぞ…恐ろしいですね。

この平和で言語が統一されている日本ですら鍵かけておかないと恐ろしい事が起きるのに、言語も文化も思想も大きく違う相手に何でもしてね、全て受け止めてあ・げ・る(♥)だなんて、私は恐ろしくて口にできません。

できる限りの自主権・防衛権を放棄して、あなたは存続する事が出来ると思っているのですか?と、小一時間問い詰めたい気分です。


7.社会的貢献を度外視した企業
このブログをご覧のあなたは、言わなくても分かりますね?
社会貢献をある程度する事によって、
顧客からの厚い信頼・ブランドの確立・力強い組織の育成・社内の連携強化・帰属意識の向上・士気の向上
などなど、物凄く多数のメリットが生まれます。
銭儲けのための経営とか、社会にそぐわない特定の利を追求した組織っていうのは、往々にして中長期的に傾きます
そういうのが世の中です。利己的な思想は企業立ち上げには必須ですが、中長期経営では絶対的にNGです。
ある程度の社会的貢献を目的としなければ、組織が最終的に生き残る事ができない事は歴史が証明しています。


8.国の安全保障・動向に無関心な企業(番外編)
現在はうっかり宗教&選挙のロビー活動が中途半端に存在する組織に属してしまいました。
社長の名前で応援します、投票するなら賛同して署名してね?的なビラが配られて居ました。
これ、日本が大好きな人間からしたら、立派なパワハラだよね~。
寧ろ、自社全体で日本から出て行った方が良いんじゃないの?とすら嫌悪感を感じてしまった訳です。
この意図しない嫌悪感は結構危険で致命傷に成りえます。
私は『気持ち悪い』と口で平気で言い放ちますが、世間様は口の悪く無い上品な方々が大半ですから、言わずに去ります。それも良い人材ほど先に離れる訳です。
そうすると、良い人間が先に居なくなるので企業の収益が一気に悪くなります。
中途で強引に連れ込み、すぐ去られるといった、人員の自転車操業になりかねません。
おいおい江戸時代より前の創業でしょ?
過去の創業者や、運営者たちに頭が上がんないよ?
なんでそんな売国・自暴自棄思想に落ち着くの?
あんたの代で会社終わるよ?
と、悲しくなったものです。
この気持ちは、歴史なんてあまりない分家のおっさんじゃないと分かんないかも知れません。
時代を上手く掴み取り、運よく生き残る事ができたかもしれない本家側にとって、残れる事は必然と知らないうちに当然のような感覚を持ち合わせているのかもしれません。
しかし、その感覚を持つ事は経営的には非常に危険です。

この選挙前活動の案件は、公職選挙法的にNGではないかもしれませんが、JIS Z 26000 的にはNG案件ですね。
あれれ?宗教目的で日本を売り渡したい反社会的勢力に賛同するんですか?なんて突っ込みどころ満載です。

私は、仕事を円滑に進めるためのマーケティングに必須である自国の国防・国家安全保障・政治経済ネタは大好きですが、他国に売り渡す(寧ろ無償提供)的思想の宗派・政治団体は大ッ嫌いです。
私は国防の専門家でもありませんし、経済の専門家でもありませんし、ましてや政治の専門家でもありません。
しかし、仕事をする上でのマーケティングにおいて、これらの知識が必須である事は紛れも無い事実です。
明日何が起こるか分からないからこそ、先手を読むために、適切な投資をするために、国や社会の動向を注視しなくてはなりません。
中長期視点に立ったとき、国や社会の意向を無視する投資は悲惨な目にあいます。
ですので、国や社会の動向を注視しなくては仕事ができなくなります。
そして、仕事の地盤=国家が傾く事は致命傷です。
ですので、こういった内容は常に勉強しなくてはなりません。
つまり、経営的な戦略を練らなければ成らない立ち位置に居る人間で、私(=超平社員より地位が上の人間が、こういった事を勉強しようとしていないのは致命傷って事にもなります。
それをできていないという事実は、部下の求心力にも直接影響が出る事案に繋がる訳です。
しかも、いい感じに仕事を片付けてくれる優秀な人間ほど、経営者の思想には敏感であります

ざっくりとこんな感じです、1冊分厚い本がかけそうな内容ですよね。
書いてみようかしら?誰も買わないと思うけど…。
折角東京に来たにも関わらず、比較的早目の西日本へ帰還になりそうです。
なんだかんだ言っても、最近時々見かける50Hz地域の安物LED照明のちらつきに耐えられなかったってのが一番大きいです。
視力は悪いけど、感度は無駄に良好なようです。
最近難聴持ちだったくせにモスキート音まで聞こえるようになって、尚更感度良好です。
恐ろしいですね。私が前進し続けたために、髪の毛は後退しているように見えてしまいます。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年6月12日日曜日

AC-DCコンバータのPSRRの測定結果と、そこから見るブランド構築の大変さ

おはようございました。

いい加減このネタで引っ張るのもどうか?と思い、測定してみましたので、結果を晒します。
余り良い環境ではないので、参考程度です。

測定対象は秋月電子製の物2台と、オウルテックの物、アップルの純正品の4つです。

公正に計測する必要があるため、5V出力は500mA負荷(電子負荷CCモード)一定としました。



見ての通り、悲惨な結果ですね。
高級品であると思われる先日晒していたPFC+コンバータの組み合わせと比べると一目瞭然だと思われます。
要するに、オーディオマニアとか自負している奴で、小さなAC-DCアダプタを使って居たらそいつはオーディオのオの字も分からんような偽者である。
と思っても間違い無いでしょう。

それでも、Appleの純正品だけは幾らか優れています。
それは次の理由だからだと推測できます。

  • 出力に対するコンデンサの容量が大きめに設計されている。
  • AC-DCコンバータのループゲインが高めに設計されている。

要するに、単純に電気を出すだけなら設計しないような所に、しっかり気配りができているって言う話です。

多くのAC-DCコンバータは安かろう悪かろうで設計されている事に間違いありませんが、そうでは無い会社もある事を認識しましょう。
私はApple者の回し物ではありませんし、彼らのやり方は汚いのでかなり嫌いですが、この設計に対する考え・ユーザーに対する姿勢はとても好感が持てます
今までブランドを勝ち取ってきたのは、このような気配りができていたためでしょう。

ブランド・ブランディングは短期視点では構築できません。
多くのリピーター(信者)を作るところから始まりますが、Appleはコアな信者を育成・強靭化し、ブランドを高めるという王道手法を選びました。
その投資コストは計り知れないものがありますが、その結果iPod・iPhone4~6までの確実な成功を約束されました。

もし、あなたが一企業人である場合、継続的な収益を望むのであればブランドの構築・ブランディングをしなくてはなりません
そして、正しく効果的なブランド構築・ブランディングは短期でできる物ではありませんし、暫くの間収益が厳しい局面に立たされるでしょう。
そのような状況下でも決して目先の金銭に目を奪われない事をお勧めします。

私のようなしょうもない実証実験をする輩は、影にたくさん居ますし、彼らは口コミで物凄く広いネットワークを持ち、ブランドに悪影響を与えことができます
ですが、良い噂は案外と浸透しません。
理由は人間は負の感情に心を奪われやすい生き物だからです。
人間とは難儀な生き物で、悲しみ・憎しみ・負の感情は大凡似たようなところに閾値がありますが、正の感情・感動の閾値は人それぞれです。

しっかり腰を据えて確かなブランド構築・良い看板を掲げる事を願って居ます。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。